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  1. 小林市議会 2003-06-01
    06月06日-02号


    取得元: 小林市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    旧小林市 平成15年  6月 定例会(第5回)     議事日程第二号                  六月六日(金曜日) 午前一〇時 開議 第一 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第一 一般質問---------------------------------------出席議員 大山敬子議員 久保田恭弘議員 蔵本茂弘議員 溝口誠二議員 首藤美也子議員 小畠利春議員 大浦竹光議員 小川利廣議員 早田 實議員 新 与助議員 田中 悟議員 中山髙師議員 山口昭典議員 下津佐善治議員 大山則夫議員 中屋敷慶次議員 川野八郎議員 深草哲郎議員 原  勝議員 赤下健次議員 久保茂俊議員 松元朝則議員 吉薗辰朗議員---------------------------------------説明のための出席者 堀 泰一郎  市長 末元三夫   助役 肥後正弘   収入役 宇都幸人   総務課長・職員課長 吉丸政志   財政課長 黒木英夫   企画調整課長 殿所多美雄  企画調整課主幹 阿多 寛   建設課長・管財課長 永住勝朗   都市計画課長 向井大光   農村整備課長 山縣正次   畜産課長 中山敏章   農林課長 野邊広幸   商工観光課長 山下康一   福祉事務所長        市民課長 大出水和孝        選挙管理委員会事務局長 野本浩一   市民病院院長 温水澄生   市民病院事務長 山口寅一郎  教育長 稙田章二   学校教育課長 原口勝年   農業委員会事務局長---------------------------------------議会事務局出席者 小田光秋   事務局長 末永教郁   議事係 貴嶋誠樹   議事係                         午前一〇時〇〇分 開議 ○下津佐善治議長 お早うございます。これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元に配布してあります議事日程第二号によって進めることにいたします。--------------------------------------- △日程第一 一般質問 ○下津佐善治議長 これより本日の日程、市政に対する一般質問を行います。 今期定例会の質問通告者は、お手元に配布してあります質問通告書のとおり九人であります。 なお、改選後初めての一般質問でありますのでお知らせいたします。質問の方法は一人四十分以内の質問時間とし、一回目は登壇して総括的に質問を行い、二回目からは一問一答の要領で自席から行ってまいります。質問時間の経過については掲示機械で残り時間を表示し、残り時間九分、五分、一分と終了の案内をブザーでお知らせいたします。 これより順次発言を許します。 まず、小川利廣議員の発言を許します。小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 皆さんお早うございます。新生会を代表いたしまして質問をいたします。まずはこのたびの統一地方選挙で三期連続当選されました堀市長に心からお祝いとお喜びを申し上げます。又、新しく就任されました末元助役、収入役の肥後収入役に対しまして今後の御健闘をですねお祈り申し上げたいと思います。 さて、近年我が国の財政は税収が落ち込む中で国、地方の債務残高は十五年度末で六百八十六兆円が見込まれ、六、七年後には一千兆円を超えると見込まれており極めて厳しい状況にあります。我が小林市の一般会計の累積債務残高は、今回六月補正後見込みで約百六十一億円であります。このような状況を踏まえ今後さらに歳出の抑制が求められ、コスト意識を持って事務事業の取り組み、市民への多様なサービスの提供方法の検討などより一層効果的かつ効率的な行財政運営を行うことが求められております。又、政府の地方分権推進会議は国庫補助負担金の廃止・縮減を受けて、地方に税源移譲をするなどとした地方税財政の三位一体改革への意見書を昨日決定をしておりますが、内容は非常に厳しいもので地方交付税については当面地方財政計画を規模縮小し総額を抑制する、新たに発行する地方債の元利償還に対する交付税措置は原則廃止・縮減する、税源移譲は先送りしようとしており、地方自治体からは地方の公共サービスの切捨てになると批判が相次いでおるところであります。 今、小林市は市町村合併の問題、農業が生き延びていくための農業政策問題、市街地活性化問題、雇用対策問題、市民病院建設、慈敬園建設など多くの課題が山積をいたしております。又、依然として景気は低迷し、失業者も多く中々仕事もない現状であり、市民生活はますます厳しい状況にあります。市長はもう三期目であります。市の発展のために大いに政治手腕を発揮され、自信と勇気と英断を持って市政運営をされることを願いながら質問に入りたいと思います。 まず、市長の政治姿勢についてでありますが、一点目は三期目の抱負についてまずお尋ねをいたします。二点目は活性化策についてでありますが、八年前に市長は初当選をされ、それから四年後に二期目の当選をされました。二期目に立候補をされた時、市長は「一期交替では何もできない」継続を強く市民に訴えて来られました。今回三期目となりましたが、市民は今日まで小林市を元気なまちにしてほしい、活性化させてほしい、堀市長なら何かやってくれるだろうと期待をして来たと思うわけであります。しかしながら依然として小林市は発展してない。市長は何もやってくれないじゃないかと言われる市民が最近多くなっているようであります。市長自らの発想に基づく元気のある、元気の出る小林市にするための活性化策は市長は持ち合わせておられないのかお尋ねをいたしておきたいと思います。 次に、市町村合併についてであります。一点目は西諸地域市町村任意合併協議会が今年一月九日に設置され、協議会は西諸五市町村の現在の行政水準を維持し、さらに向上させていくために圏域の合併、非合併の場合の財政状況を推定し、予測していく財政シミュレーションと将来の構想などについて調査検討を行っておるわけでございますが、現在財政シミュレーションの策定が終了したと聞いておりますが、任意合併協議会の進捗状況についてまずお尋ねをいたします。二点目は合併特例法の最終期限であります平成十七年三月末までのスケジュールについてお尋ねをいたします。 次に、行財政改革についてであります。一点目は平成十四年度の行財政改革の実施状況についてお尋ねをいたします。二点目は今後の実施計画についてお尋ねいたします。三点目は市職員の駐車場の利用について、まず九市の状況はどうなっているのかお尋ねをいたします。 次に、学校教育についてであります。一点目は総合的な学習の評価についてでありますが、総合的な学習の創設に象徴されます新教育課程が実施されて一年がたちました。各小中学校は無我夢中の一年間であったと推察するわけでございます。そこでまず総合的な学習の評価はどうだったのかお尋ねをいたします。二点目は学力についてでありますが、完全学校週五日制が導入され、授業時間や教科内容が削減され学力の低下が議論されて来たところでありますが、一年がたちましたが学力の低下は来さなかったのかお尋ねをいたします。又、学力とは何か、どう子どもに身に付けさせるのか、いわゆる学習意欲を高めるためにはどのような評価をされているのかお尋ねをいたします。三点目は小中学校の屋内運動場の改築についての計画はないのかお尋ねをいたします。四点目は養護学校についてでありますが、長年の要望であります西諸に養護学校を建設してほしいということについては、西諸市町村をはじめ議会としましても県へ陳情をしてきたところでありますが、幸い県は本年度調査費を計上されたと聞いておりますが、調査の内容等教育委員会では把握されていないのか、調査依頼は来ていないのかお尋ねをいたします。五点目は通学路の危険箇所についてでありますが、十四年度の件数と整備状況についてお尋ねをいたします。 次に、市民病院についてであります。一点目は産婦人科休止後の経営状況はどうなっているのかお尋ねをいたします。二点目は市民病院建設についてでありますが、市長は今議会の提出議案の説明では当面の懸案事項の中で、病院改築については単独方式を第一に考えできるだけ早期の完成を目指したいと述べておられますが、しかし市長選の公約では市民病院の改築は十八年度と明確に言っておられたと思いますが、十八年度に着工されるのか、十八年度に完成させられるのかお尋ねをしておきたいと思います。 次に、市営巡回バス運行についてであります。高齢者、障害者等の交通弱者の利便を図ると共に、広く住民の地域社会参加を促進し、市の活性化にもつながる市営の巡回バスを運行する考えはないかお尋ねをいたします。 又、現在市が補助している路線バス、タクシー等の補助額は年間幾らになるのかお尋ねをいたします。 次に、市民の身近な要望実現についてでありますが、十四年度の市民から陳情要望のあったカーブミラー、ガードレール、側溝の蓋掛け、安全灯、農道の生コン舗装などの件数と、内整備された件数等についてお尋ねをいたします。 次に、職員研修についてであります。一般職員の研修、管理職研修の実施状況と研修内容についてお尋ねをいたします。 以上、壇上からの質問を終わります。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 お答えいたします。非常に質問が多岐にわたっております。従って私以外の課長からの答弁もあることを御理解いただきたいと思います。 まず、市長の政治姿勢についてということで三期目の抱負についてということでありますが、一言で言うならば心を新たにして市政に取り組むと。初心に返って市政に取り組むということでありますけれども、今回私も三期目を当選をさしていただきました。小川議員も引き続き再選をされたわけでありますが、先程お祝いを言っていただきましたので、私も小川議員の当選に心からお喜びを申し上げたいと思います。 まず、お答えをいたしますけれども今回八つほど私は取り組むべき市政としてですね、色々な問題について考えたわけであります。まず一つ目でありますが、当市は言うまでもありませんけれども農業が基幹産業であります。従ってこの農業というものの確立をすべきであるということをまず強く考えました。まず、付加価値の高い農産物を商品化できるようにする、あるいはブランド化するというようなことをまず取り組んでまいりたいと。そして環境保全型の農業を今までも推進をしてまいったわけでありますが、これからもまだ強くそういうような農業を進めるべきだと思っております。そして安全で安心な農産物を生産するということでございます。 それと既に取り組んでおりますが、平成八年度から既に着工しております畑地灌漑事業であります。将来の当地域の農業の確立のためにはどうしてもこの畑地灌漑事業は完成させなければいけないというふうに私は思っておりますので、この推進については強く進めてまいりたいと思っております。 それから具体的にもう少し細かく言いますと畜産のまちでもあります。特に畜産には色々なものがあるわけですけれども、和牛においては全国レベルに達しておりますし、生産においてはもう都城に次いで当市は二番目であります。従って和牛の育成についてはあるいは生産についてはこれからも強力に進めたいと思っております。その中で受精卵移植というものを今取り組んでおるわけですが、この事業についてはまだまだこれから前に進めるべきだというふうに思っておるところであります。そのことによって家畜の改良・増殖を促進をしてまいりたいと思っております。 それと平成十六年ですか十一月から家畜のし尿の処理方が非常に難しくなるわけであります。新しい法律ができましたが、これに備えまして完熟堆肥センターを少してこ入れをして、ここで家畜のし尿の処理が十分にできる、完全にできるかどうかは別としまして、今よりも相当前に進むようにそこにてこ入れをしてまいりたいというふうに考えておるところであります。 それとか宮崎県は木材と言いますか杉材においては全国一であるということはもう承知しておるわけですが、これが中々売れませんで低迷をしておるわけであります。林業に取り組む方々のためにもあるいは私どもが取り組んでおります色々な公共事業にもできるだけ地元産の木材を利用できるような形の建築物、そういうものに取り組んで行きたいというふうに考えておるところであります。まず、地元産の木材の活用、あるいは山の手入れをするような林道の整備そういうものもこれから続けてやってまいりたいと思います。いずれにしましても農林畜産業の振興にまず第一に取り組んでいきます。 二つ目が商工業の支援と言いますかその充実でありますけれども、議員御指摘のように中央商店街と言いますか、市街地が非常に寂しくなっておると空店舗が増えておるというような状況であります。特効薬というようなものを私中々見つけだせないんですけれども、しかし関連する商店街の連合会の皆さんあるいは商工会議所そういう方々とも連携を保ちながら、どのように活性化していけばいいかということをこれからも色々議論をして、できることから進めてまいりたいというふうに思っておるところであります。企業誘致とよく言われますけれども、今こういうような冷えきった経済の状態の中で中々立地してくれるような企業がないわけであります。しかし、受け入れる側としてはやはり手をこまねいておるというよりも色々な情報を頼りに働き掛けは続けていくべきだというふうに思っております。特に高原にありますフリーウェイ工業団地十七ヘクタールの中にまだ一つしか小さいのが来ておりません。従ってこれからもやはり西諸全体のことを考えるならば、フリーウェイ工業団地等についてもやはり企業誘致については力を入れていくべきだというふうに思っておるところであります。雇用拡大というようなこともあるわけですが、新しく企業を誘致するあるいは今の地場産業を育成をするということによって、雇用の場が広がることを望んでおりますけれども、中々一遍にはうまくいかないんですが、今休んでおられる商店街、大型の店舗等で近いうちに再開をされるというようなことも聞いておりますので、そういうところの雇用の場をこれからも広げていくべきだというふうに思っております。 三つ目に健康福祉都市というようなことを考えております。まず計画をしております老人ホーム慈敬園でありますけれども、慈敬園を駅南の土地区画整備事業の中にこれを持って来るということを考えております。十五年、十六年度で工事を進めまして、十七年度の頭からは転居できるようにそれを今計画をしておるところであります。そのほか障害者の施設あるいは介護サービスの充実そのようなことも民間でおやりになっておるところが多いわけですけれども、我々が助成すべきものがあるとすればそういうものにも助成をしてまいりたいと考えておるところであります。 大きな問題として市民病院の改築がございます。市民病院の改築につきましては選挙期間中にも申し上げたんですが、平成十八年の二月第四次の医療法の改正の期限が確か十八年の二月だと思いますが、それに向けてはですね完成をしておるかどうか分かりませんが、それをめどにして病院の改築には取り組みたいというふうに思っておるところであります。完成をその時にしておるということは私選挙期間中にも申し上げた覚えはありません。それをめどとして取り組みたいということを申し上げてまいりました。いずれにしましても市民が健康で快適な生活ができるそのようなまちにしていくと。そのような事業については積極的に取り組んでまいりたいというふうに思っておるところであります。 次に、四番目になりますけれども生涯学習あるいはスポーツのまち、これをもう少し充実をしてまいりたいというふうに思っております。次代を担う青少年の健全育成そして学力の向上そういうものも教育委員会とも色々協議しながら充実をしてまいりたいと思っておるところであります。これには社会教育の面から言いますと総合運動公園の整備もまだ完全ではありませんので、財政との兼ね合いもありますけれども、今後体育館とか合宿所とかそういう物等についても検討をしていくべきだというふうに考えておるところであります。それとスポーツだけでは私もバランスが悪いというふうに思いますので、やはり芸術文化を向上させるというようなことも取り組まなければいけないと思うわけでありますが、文化会館を中心に色々なグループもたくさんできております。そういう方々の育成も十分これから考えてまいりたいと思っております。 次に、五番目ですけれども自然共生感動都市、自然と共に生き生きとした生活ができるという自然に恵まれた当市でありますので、これをもう少し生かしたいというふうに考えておるところであります。もちろん観光地をつくるということももちろんその中にありますけれども、観光というだけではなくてそれが小林市民の健康と一緒にそういう状態になればということを思っております。ただ観光地は色々ありますけどまだアクセスが十分でないところもありますので、アクセス道路の整備等もこれからやってまいりたいというふうに思います。それと観光という場合に小林市だけの観光で考えますと大変狭くなります。従ってやはり隣接する市町村とも広域的にこの観光資源の開発についてはやるべきだというふうに思っておるところであります。その中で自然を大事にするということの中でやはり廃棄物の適正な処理あるいは水を守る自然の状態を壊さないというようなことにももちろん努めていかなければいけないというふうには思っておるところであります。 次に、男女共同参画社会これはもう前から言われておることでありまして、労働と育児が両立できる環境をまず整備するということが大事じゃなかろうかと思います。そして当市においても行政委員会等についてもう少し女性の方々の参画を進めてまいりたいというふうにも思っておりますし、市役所内の役職についての女性の積極的な登用も考えるべきだと思っておるところであります。 七番目になりますけれども地方分権型の都市、これはもう既に先程議員から三位一体のことにも触れられましたけれども、やはり地方分権ということを強く進めるためには、自分達が考えて自分達が責任をもってそれを執行するというこの体制を整えなければいけないわけであります。しかしそれには裏付けとして財源がどうしても必要になってまいります。しかし今の国の方針として地方に対する権限はまだいいとして、財源を中々配分しようとしてくれないことに私どもは憤りを感じておるわけであります。市長会等においても強くその問題を上級官庁に対して提言をするべく、数ある市長会の中ですべてそのような要望を折り込んで上級官庁に進達をしておるところであります。議員の皆さんと一緒になりましてこれからも我々が財源をいかに確保できるかということについては、一緒になって頑張ってまいりたいというふうに思っておるところであります。 そのほか非常に今高まってまいりましたボランティア活動、NPOを中心としたそういうボランティア活動が非常に高まってまいりました。こういう方々のお力もお借りしながら、小林市政の発展と言いますか環境整備に努めてまいりたいというふうに思っておるところであります。それとまあこれは地方分権と関係あるかどうか分かりませんが、入札の予定価格を前年度から公表を試行的にやっております。この試行的にやっておりますこの入札の予定価格の公表でありますけれども、これがですねすべてがメリットして現れて来ておるかということは少し疑問があるような気がいたします。デメリットの部分もあるんではないかと。なぜかと言いますと高値ですべて安定してしまうと言うか決まってしまうところがあります。従ってその辺りも少し考えなければいけないのかなあと思いますが、今しばらくはこの入札の予定価格については公表するそういう方法でまいりたいというふうに考えておるところであります。 私の交際費につきましての透明性そういうもの等についても十分配慮してまいります。 行財政改革というものは既に始めて取り組んで何年かたつわけですが、その実績等についてはある程度上がっておると思いますので、これは企画調整課あるいは総務課辺りから職員課辺りから答弁をいたさせます。それと持続発展型都市と言いますか今まで色々取り組んでおります公共事業がまだ完成してない物がたくさんあるわけであります。大型の公共事業これについては引き続き完成するまで続けていくべきだというふうに思っておるわけであります。先程申し上げました市民病院、老人ホームこれはもちろんでありますが、公共下水道、あるいは総合運動公園、駅南の土地区画整理事業、畑地灌漑事業、大型の公共事業であります。非常にたくさんの財源を必要といたしますので一遍にすべてが完成するというわけにはまいらないんですが、やはり完成するまでは引き続きやっていくべき事業として私は考えおるところであります。市長になって三期目で一つも私の個性といいますかそういうものは見えてこないんじゃないかというような御指摘でありますけれども、御承知のとおり当市の場合は一期交替が長く続きました。色々な前任市長さんが色々な計画をされ当時の議会でそれを可決し、市民の信託にこたえるべく取り組まれた事業がすべて一期交替によって途中で中止をされておるような事業がたくさんあったわけであります。それを軌道に乗せるだけで八年掛かったような気がいたします。従ってこれからはもう継続事業としてはどなたが計画をなさったもんであろうと、完成するまでは市民が望むものであれば引き続きやってまいりますし、新しい事業についてもこれから財政との関係もありますけれども、新しいものとして取り組んでまいりたいというふうに思っておるところであります。少し長くなりましたけれど私の政治姿勢について一応お答えを申し上げました。 それと任意合併協議会のことでありますが、市町村合併については今取り組んでおるところでありまして今年の一月に任意合併協議会を立ち上げたわけでありますが、その中で色々シミュレーションをやっておるわけであります。既に会議についても小林市で一回、えびので一回、高原町で一回、野尻町で一回、須木村で一回の五回の協議会の会議を行いました。色々な問題について今すり合わせをしておるところであります。これが市民に私どもが提示する情報として、的確なものをまとめて情報として流しました。それから市民の判断を仰いで合併すべきであるかどうか、あるいはすべきであるとすれば法定合併協議会に替えなければいけないでしょうし、そういうもの等について六月いっぱいで情報をまとめて七月、八月で市民に説明会をして九月ごろ市民の意志を問うアンケートにするか、住民投票にするかこれはまだ方法は別に色々ありましょうけれども、そういうことを今は考えておるところであります。しかし六月いっぱいですべてのその情報がまとまるかどうか。そこをちょっと懸念をしておりますが、やはり急いでそういうものを仕上げてできれば七月、八月、市民に説明会をする段取りをつけたいというふうに思っておるところであります。任意合併協議会のその私のその合併に対するリーダーシップということをよくおっしゃるんですけれども、リーダーシップという少しニュアンスが違うかもしれませんが、当市が中心になって合併をしようしようということを私が強く言いますと、やはり周りの市町村においては、何となく小林市だけがよくなるような印象をお持ちになるようなそういう会議の雰囲気があるわけであります。従って私は議長をして取りまとめはさしていただいておりますけれども、私の方から強く合併をしましょうということの働き掛けはいたしておりません。やはり飽くまでも市民あるいは住民の方々の意志が一番大事だというふうに思っておりますので、そういう方々市民からのその意志がどういうもんであるかということを見極めた上で、新しい方向に取り組んでまいりたいというふうに思っておるところであります。十七年の三月三十一日までのスケジュールについては企画調整課から答弁をいたします。そのほか行政改革につきまして平成十四年度の実施状況あるいは今年度の実施計画、職員駐車場の利用、以下につきましては担当課長から答弁をいたさせたいと思います。以上、私の方からの後はよろしゅうございますか。 ○下津佐善治議長 教育長。 ◎山口寅一郎教育長 お答えをいたしたいと思います。昨年度スタートいたしました新しい教育改革が始まったわけでございまして、そこを念頭においての御質問であろうかというふうに思います。第一点の総合的な学習の評価についてということでございますが、その前に評価ということでありますけれども、従来のいわゆる相対評価というものから新しい教育が始まりまして絶対評価に変わって来たということはまず前提に置かなければいけないかなあと思っております。いわゆる小川議員もその相対評価の中で学校の時にはあったかと今思っておるわけでありまして、いわゆる周りの生徒と比較しながらの評定であったというようなふうに言えるわけでありますけれども、絶対評価となればそういう周りの子ども達の比較でなくてその子自体の一つの目標に向かってどの程度到達したかというような、そういうやはり個性を大事にする自分を大事にするとこういうようなことが一つのスタートになりまして絶対評価が始まっておるわけでございます。今ここに小林小学校のいわゆる通知表です。裏表ございます。こっちが小林中学校の通知表であります。こういうふうにして昨年から新しい中身での通知表の中身をおさえましてそして子ども達にそのいわゆる絶対評価という観点で通知表等あるいは指導要録の方もそういうことで記述をしていると。お尋ねの総合的学習の時間の評価はどうかということでありますが、これも文部科学省の指導によりまして、ほかの教科等はそれぞれABCでそのランク付けをランクと言ったらおかしいですけど、そういう観点でどうだというようなこともあるわけでございますが、この総合的学習の時間については文章表現で文章表現で評価をするというふうにこの小林小、小林中につきましてもそういことで評価がなされているというようなことでございます。総合的学習の時間が小学校の三年生以上がこの総合学習をやっているわけでございますけれども、三年生百五時間、四年生百五時間、五年生・六年生が百十時間、中学校が一年生が七十から百時間、二年生が七十から百五時間、三年生が七十から百三十時間ということでありまして、よくお聞きのように生きる力というようなことが一つの学力とも言えるわけでありますけれども、そういうようなことでこの総合的学習の時間というのは教科等から離れてそして子ども達が自分で考える力だとか、自分で行える力だとか、そういうことを念頭におきながら色々と教材を開発して、そしてその学校なりの取り組みでこの総合的学習の時間は取り組まれていると。言われますところの生涯学習という意味からも小学校の時も総合的学習の時間で何を身に付けさせるかとか、中学校の総合的学習の時間で何を身に付けさせるかと、こういうことが非常に貴重で今取り組まれておるわけでありまして、いつも申し上げているように今一年経過したのでありますので、これが結果がどうですということにつきましては中々一概には言えないと思いますが、それぞれ学校で先生方が真剣に取り組んで進められつつあるというふうに言えることができようかと思っております。 次に、学力の問題であります。これも色々と言われるわけでありまして、全国の学力テストも行われたわけでありまして、新聞記事にも書かれているように結果がおおむね良好というような新聞記事も出たやに記憶するわけでありますけれども、これは五年前に実施してそして今度は平成十四年の一月、二月に全国の小学校、中学校、小学校の五・六年生、中学生全学年と四十五万人を対象にしてやったところでありまして、これが宮崎県だとかあるいは小林だとかというところには直接は分析はないわけでありますけれども、とにかくそれなりの心配するそういう言い方もあるわけでございますが、文部科学省のおおむね良好という言葉をやはり私どもも受け止めなければならないかなあというふうに思っております。 それから小林市が県の研修センターで昨年十月三十日に小学校の三年生、五年生それから中学校の二年生ということでこれは県教育委員会としての学力調査でありますけれども、これにつきましても教科によりましてあるいは学年によりまして県平均を上回っている学年、教科とこう色々あるわけでございますけれども、これを見ましても小林市はそうほかのところに比べてそん色はないんじゃないかというようなふうには受け止めておるところでございます。日々、先生方も努力をこの学力向上については努力をいただいておるところでございますけれども、中学校から高校に進学する場合に小林の高校に小林中学校が今回三月の結果で七十七名合格しております。細野中が十三、西小林中が十九、永久津中四、東方中十二、三松中十六というような小林高校では数が言えるわけでありまして、飯野高校、小林工業、これは小林中で二十五名、細野中で十三名、西小林中で十四名というような数でございます。小林商業、小林中で三十五名、三松中で十六名、細野中で十二名、あと六、一、二とこうございます。高原高校に小林中で六名行っております。三松中から八名というようなことでございます。又、小林西校に小林中から二十八名、細野二十三、西小林十六、永久津九、東方九、三松九というようなことでございます。一番こう目を向けたいのは頭のいい子がいわゆる宮崎市の西高校辺りはどうなのかということも私の一つの目を向けている点でありますけれども、今回の三月、四月にかけましては小林中から西校に一人行っているというようなことでございます。そのテストの結果にもよりましょうけれども小林高校の校長さんがおっしゃいますところによれば今回は大変小林高校に入学が多かったというような又、受皿の小林高の校長さんはそんな言い方をされますし、色々とそのこれにつきましては検討のあれはあろうかなあというふうに思っておるところでございます。なお高校の入学試験につきまして中学校の五教科の平均でいきましても、小林中から三松中をこう見ましたときに平均でいきますと、五教科の平均では大体同じようなこの数値で学力の結果が出てると点数の結果が出てるというようなことも言えそうでございます。そのほか学力に取り組む中身としまして、色々とこの各学校頑張っていただいているわけでございますが、文部科学省の学力向上フロンティアスクールという制度がありますけれども、南小が昨年から二年目であります。小林中が今年から一年目ということでありますし、また小林小、東方小、永久津小、三松小、東方中こう今上げました学校も、教育事務所の研究委嘱校として学力向上に取り組んでいただいていると。こういうことが言えるわけでありまして、私どもも心配しますし、また議会の皆様もそのお立場での心配もあるわけでありますけれども、現状を御説明しますとこれも一挙に明日すぐ答えが出るというわけにもいきませんが、学校の方もそういうことで取り組みで頑張ってもらっているというようなことでございます。又、本年小林市の教育委員会も市長にも御相談を申し上げていわゆる統一した学力調査の方を行いまして、そして小林市内の市としてのそういう学力の調査の現状を見てみたいとそういう計画も持っておるところでございます。ちょっとまだあるかもしれませんが、そういうことで学力の問題は。 それから次に、三番の屋内運動場ですが、三番と五番につきましては稙田学校教育課長をして答弁をさせたいと思います。 次に、養護学校の問題でございます。養護学校の問題につきましても先程御質問の中でありましたようにそれぞれ平成七年、八年からこのことについて積極的なそういう運動あるいは陳情・要望ということでございますし、松元議員もほかの議員さんもそうでありますけれども、議会の立場あるいは運動の立場からお力をいただいたところでありまして、私ども行政の方も事あるごとに市長、あるいは私というようなことで陳情・要望を申し上げ、又管内の市町村の教育長協議会あるいは管内の市町村教育委員会連合会というようなことで、それぞれ地域に関係のある色々な団体の皆様からのそういう行動と言いましょうか努力が身を結びまして西諸県地区養護学校整備調査検討委員会というのが県議会の三月議会で当初予算にこれが予算化されまして、で先般この第一回を開催されたところでありまして、学識経験者二名、障害者団体二名、保護者代表六名、学校関係者三名、私どもを含む行政関係者七名と計二十名でこの検討委員会を設置しましてこれはもちろん県教育委員会の方が設置されたわけでありまして、そういうようなことで今第一回が終わったところでありますが、今後これを実際にどこに学校を設置するのか、あるいはどういう中身で障害の例えば知的障害あるいは情緒障害、肢体不自由色々ありますけれども、とりあえずはどうするのか、あるいは小学部と中学部とするのか、あるいは高等部を含むのか、こういったことについて今からの議論を待ちたいと思いますし、一応私どももお願いする立場でありますので飽くまでも県教委の指導ということになりますが、それが色々具体化しますれば市長の方にも御報告を申し上げたり、又議会の方にもそういう動きについては御報告等を申し上げることになろうかなというふうに思っておるところでございます。ちょっと足らないかもしれませんが、以上とりあえずそういうことで(三)と(五)につきましては稙田課長から答弁をさせます。 ○下津佐善治議長 黒木企画調整課長。 ◎黒木英夫企画調整課長 それでは三点私の方でお答えをしたいと思いますが、おおかたにつきましては市長の方から答弁がありました。それの私の方の答弁ということでお答えしたいと思います。 まず、市町村合併の特例法の期限十七年三月三十一日までのスケジュールということでございますけれども、これにつきましては市長の方からも答弁がございました。一応六月をめどに現在の任意合併協議会が予算、事業計画をもっております。従いまして六月を過ぎた段階で七月、八月に住民の説明会を行おうというような考えを持っておりますし、そしてそれを基にして色々アンケートとか、住民投票それについてはまだ十分考えておりませんけれども、そういう方法があるということでございますけれども、そういうことを踏まえながらそれぞれ二市二町一村とも行っていこうということで一応の意志の統一は見ております。従いましてその市長の方からもお答えがありましたけれども、六月までに資料づくりをしないといけないと。財政シミュレーションの資料あるいはまた新しい市になった場合の構想、将来構想と地域の将来構想と言っておりますけれども、そういうものを分かりやすく作ろうということで今事務局の方で準備をしていただいております。そういうことをしながら次の段階、法定協議会ということになるわけですけれども、住民の意向を問いながら法定協議会を設置するかどうかそういうことを協議していかないといけないだろうというふうに思っております。その法定協議会の取り組みというものが今言われておりますのは、九月議会までに議決を得て申請を取り掛からないとスケジュール的には大変だろうということも言われております。ただその市町村の合併の枠組みがどうなるかということ等もあるわけですけれども、現時点での取り組みの中では中々大変になるだろうと。従いまして法定協議会を設置するということになりますと組織体制、人員的な体制等も十分整えないことには取り組みが難しいのではないかなということも考えているところでございます。従いましてその法定協議会を設置してまた新たな協議項目の整理、あるいはまた色々な四項目ということ等もございますけれども、そういう新しい市の名前とか場所をどこにするか、役所の中心をどこにするかとかいうようなそういう大きな問題等も出てまいりますので、そういうこと等をしていきますと十七年の三月三十一日までに申請をしないといけないと。従いまして議会の議決を各市町村が採らないといけないということでございます。せんだってこの期限の緩やかさが言われました。半年ぐらいは猶予が出ますよというようなこと等もありましたけれども、飽くまでも議決そのものは三月三十一日までに採って申請をしないといけないということでございます。そういうことで財政的な支援というものはそれなりにまた伸びているということでございます。 それから二つ目に行政改革の中で十四年度の実績、計画ということで御質問いただきました。これまでの行政改革の取り組みについての実績については度々議会で御答弁申し上げておりますけれども、十四年度の実績について申し上げてみたいと思います。十四年度につきましてはボイラー汽缶士業務あるいは給食業務、それから連絡員の業務、用務員の業務、それと市民病院の運転士業務あるいはまた清掃工場等の焼却業務こういうもの等について民間委託を行って来ております。これが十四年度として四月一日から行った分でございます。それから十五年度につきましてもそういうもの等についても色々協議を進めておりますけれども、今大きく取り上げておりますのが公共施設等の維持管理、こういうものについても一応使用料等も考えながら検討しようではないかということで今その施設等の利用状況等を今調査しておりますけれども、何せこの行政改革推進係の方で市町村合併も取り組んでおりますので中々今思うように行っておりませんけれども、これについても今後は十分対応をしていかないといけないというふうに考えているところでございます。それから十五年度の計画ということでございますけれども、先程言いましたようにそういう民間委託の業務等もできる部分については行っていこうということで取り組んでおりますし、先程作っております新行政改革大綱この中では慈敬園の在り方、あるいは保育所の在り方等もうたわれております。慈敬園につきましては近く建設をする予定で準備を進めておりますので、これの管理運営のことについても今後議論していかないといけませんし、保育所等につきましては今の段階ではその実施計画、新行政改革大綱にうたわれているということで今後また色々時期等が来れば協議を進めないといけないのかなということで考えているところでございます。 それからもう一点は、六番目の市営巡回バスの運行についてのところで小林市のそのバス関係の補助金の実績ということでお尋ねがございました。これにつきましてはバス関係につきまして廃止バスに伴う代替バスということで一応金額としては一千五百八十五万六千円、これにつきましては県の補助が二分の一ございます。それから生活交通路線ということで小林市、えびの市、京町ここを通っておるわけですけれどもこれは国が認めている路線バスということで国の補助が出ております。従いましてそれは直接業者の方に事業所の方に出ておりますけれども、小林市の補助分が二百二十一万円でございます。それから小林、岡原これ等につきましては一昨年までは国庫補助対象でございましたけれども、国の法律の見直し等がございましてこれは国庫補助対象外ということになりました。従いましてこれについては市が単独で補助をいたしております。それと小林、三松、高原を経由して小久保の方に行くバスがございますけれどもこれの回送分、行って帰ってくる分ですけれども、その分についても市が単独で今賄っているわけですけれども、その二つの路線で百八十五万五千円。それから廃止になったバスそのところを乗り合いタクシーということで二路線運行しておりますけれども小林・大王線と千歳線ですけれども、ここの二つの分を合わせまして二百五十六万九千七百八十円これは県の補助が二分の一認められております。 それからこういう交通関係で言いますと福祉の方でも取り組んでいただいておりますけれども、福祉タクシーの方で十四年度の実績を聞いてみますと一千十七万三千八百五十円こういうものを十四年度支出いたしております。従いましてこの両方を合わせまして小林市が独自で小林市の支出分として県の補助等を見込まない分として二千二百十五万三千二百円、この補助等を見込みますと三千百三十六万五千円になりますけれども、そういう金額を現在支出をしているということでございます。以上でございます。 ○下津佐善治議長 宇都職員課長。 ◎宇都幸人職員課長 お答えいたします。まず、職員駐車場の県内の八市の状況でございます。これは市が全職員分を確保しているという市が都城、延岡、日向、串間、西都、えびのの六市でございます。市が一部の職員部分を確保というのが日南でございます。市の方で全くその確保してないというのが宮崎市でございます。 それから続きまして研修で職員研修の件でございます。一般研修といたしましては新規採用職員研修、それから係長研修、それから中堅職員研修これを十四年度に実施したところであります。特別研修といたしましては財務研修、接遇研修、それから職場体験研修、それから市町村職員研修センターにおきます新任課長研修、あるいは新任係長研修、それから接遇研修。派遣研修といたしましては、市長村アカデミーへの派遣、一週間から十日程度です。それから日本経営協会の開催する研修、それから自主財源確保検討委員会の先進地の視察研修というようなもろもろの研修をいたしておるところでございます。研修計画は毎年度立てまして実施しておりますけれども、管理職員をはじめといたしまして全職員のレベルアップを図っていくというようなことで地方分権化における自治体職員として経営主体としての責任が課せられるような職員を目指すということで頑張っていきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○下津佐善治議長 稙田学校教育課長。 ◎稙田章二学校教育課長 お答えをいたします。屋内運動場の改築についてでございますけれども、市内の小中学校の屋内運動場、俗称体育館と言っておりますが、その改築につきましてはそれぞれの学校の状況等を十分判断しながら計画をしていくわけでございますけれども、学校の子ども達が授業する施設の方の整備につきまして永久津小学校、東方中学校、永久津中学校、三松中学校と校舎の改築を行って来たところでございます。十五年度からは小林小学校の改築に向けまして校舎の耐力度調査に予算をいただきまして今年度入っていくわけでございますが、今のところ十六年度に実施設計をする予定でございます。工事の着工につきましては十七、十八年の二箇年で校舎を改築をしようということで教育委員会、学校教育課の方は進めておるところでございます。体育館の建設につきましてはかなり古い物がございまして、常々改築の問題は抱えながら仕事をしているところでございます。中にはその古い三十七年に造られた体育館もございます。校舎の改築と体育館はどちらを取るかということで市の予算をもらった時に、やはりその使用頻度、子どもの勉強する環境を考えますとどうしても校舎の方が優先になるというのが現状でございます。だけど今後はやはりそういうことを考えては中々いけませんので、市の財政と一つのその学校施設の整備ということになりますけれども、様々な観点をすべて検討しつつ体育館の改築計画を樹立いたしまして、今後とも体育館の改築に向けて推進していきたいというふうに考えております。 続きまして通学路の危険箇所の問題でございますが、通学路の危険箇所調査につきましては学校教育課の方が各学校に対しまして子どもが安全に通学できるように危険なところはないかといったようことの調査をしているところでございます。十四年度につきましては五月の十日ごろに調査をお願いをしまして、学校からあがってきたものをゼンリンの地図等に写して関係課の方に改善方をお願いしているところでございます。場所でなくて件数箇所等につきましては主にあがってくるものが外灯の設置依頼、側溝蓋がないから設置してほしい、それから道路整備のところで道路の見通しが悪いとかですね、それから横断歩道の白線が薄くなっている、新たに横断歩道を設置してほしい、カーブミラーを付けてほしい、ガードレールを付けてほしいというようなことがあがってきております。件数につきましては街路灯の設置につきましては二十一件の要望が各小中学校からあがって来ております。総務課の方にお願いしまして今現在は十件設置をしていただいております。それから側溝蓋につきましては、学校の方からあがって来ているのが六件あがって来ておりまして、今現在では六箇所につきまして側溝蓋の設置をしていただいております。それから道路整備の要望箇所につきましては二十七件ございまして、そのうち五件整備をしていただいております。それから横断歩道の整備につきましては四件ございましてそのうち二件。カーブミラーの整備要望につきましては十三件ございまして、そのうち六件を整備していただいております。ガードレールの設置につきましては二件ありまして一件要望のところを設置していただいております。この設置のことにつきましては、それぞれ関係課の方で予算計上していただいておりますのでそれぞれの市民からの要望等の優先順位もしくはその学校からあがって来ているところダブる場合もございますが、それぞれの範ちゅうの中で最大限の努力をしていただいているところでございます。以上です。 ○下津佐善治議長 この際、五分程度休憩いたします。                         午前一一時〇二分 休憩                         午前一一時一〇分 開議 ○下津佐善治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。阿多建設課長。 ◎阿多寛建設課長 お答えいたします。まず、ガードレールの要望箇所でありますが、昨年度末十四年の三月末ということでありますが百一件ありました。これがカーブミラーの要望箇所であります。これを十四年度におきまして四十六箇所整備しております。同じようにガードレールの要望が三十数件でありますが、これを二百九十九メーター整備しております。そしてラインでありますが白線につきましても千七百七十七メーターというようなふうに整備を進めております。十四年度末三月末の残個数が百一でありましたが、十五年に入りましてもう既に三十三件の要望が出ております。本年度残としまして百二十四件の残が残っているということになります。同じようにガードレールにつきましても三十二件の要望残、ラインにつきまして八件というようなことでございます。既に昨年度末をもう既に上回った格好で要望が出されて来ているわけですけれども、これを随時整備をしていくと。これの中には当然学校教育課からあがって来る分も含まれております。 それから続きまして道路維持の整備状況でありますが、十三年度以前を含めまして現在六百三十三件の要望がございまして、これを随時十三年度から改良してまいったわけですが、まあ年間十三年度におきまして百七十件。済みません。十三年度以前で百七十件、そして十三年度に百五十二件、そして十四年度に百四十五件の整備を行っております。従いまして現在百四十件の十四年度末の残、そして既に二十六件の本年度の要求ということでまいっております。同じく道路整備でやっておりますバリアフリー整備事業ですが、これにつきましては十三年度より始めたわけですが、これを十三年度に四十四箇所、そして十四年度で十六箇所ということで道路整備に維持管理に要望があった分をバリアフリーの方で大きいものとか、早急にすべきものをこちらの方で対応しているという状況であります。以上でございます。 ○下津佐善治議長 向井農村整備課長。 ◎向井大光農村整備課長 お答えをいたします。市民の身近な要望実現についてということで生コン舗装の実績についてどうかというお尋ねでございました。過去三年間にさかのぼって件数を申し上げますと十二年度が事業費にして二千八百万円、実施箇所が九十九箇所ということになっております。十三年度が事業費二千三百万円で実施箇所が七十一箇所。十四年度が事業費二千八百万円で実施箇所が百二箇所ということになっておりまして、年々年度ごとに実施箇所が違うといいますのは延長の関係等で実施箇所の増が出てくると増減があるということでございます。十五年につきましては、昨年からの積み残し分も含めまして今現在要望等を今吸い上げているという状況でございます。以上でございます。
    下津佐善治議長 温水市民病院事務長。 ◎温水澄生市民病院事務長 産婦人科の休止後の経営状況ということでございますが、患者数の数でいきますと平成十四年度の入院患者数が六千九十九人でございます。このうち産婦人科が六百二十一名、それに対しまして十五年度の患者数が入院が六千二百五十一人、トータル的に申しますと百五十二人の増加でございます。しかしながら外来患者数におきましては十四年度が一万四千八百九十六人でございまして、このうち産婦人科が一千六十七人、それと耳鼻咽喉科が五百三十二人でございます。これに対しまして十五年度は一万二千五百十七人でトータル的に申しますと二千三百七十九人の減少ということでございます。又、支出の削減に今後もさらに努力をしなければならないというふうに考えております。以上でございます。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 質問を続けていきたいと思います。まず市長の政治姿勢についての中の三期目の抱負ということでお尋ねをしたんですが、八つの項目でるる説明をいただきました。それから活性化策についてはこの中で私が質問したのは、色んな事業をやっておられることはもう承知しているわけです。そしてまた以前の前の市長、堀市長以前の市長時代とするとですね予算額も相当増えておりますし、それは認めるところなんですが、ただ今小林市の状況を眺めてみますと依然として人口も減少を段々しております。そして景気は悪いと仕事は中々ない。そういう状況の中でですね何かこの市長の考えですか小林市を活気のある場所に市にしてもらいたいという要望があるわけですね。そこで市長自身のいわゆる発想に基づく何かそういう策はないのかということでお尋ねをしたわけです。市長は一期交替が長く続きまして途中で中止されたりして、軌道に乗るまで八年たったというようなことを言われましたがそれはそうだと思いますけれども、やはり何かこの活気のあるそういう発想はですね市長にないのかというのをお尋ねをしたんですが中々。ですが私はですね一つには小林が生き延びていくためにはやはり農業・畜産というのが主体であると思うんです。農業が栄えることによっていわゆる経済の状況というのが変わってくる、活性化が図れるというふうに思うんですが、私は前にですね質問したことがございますが、農業基本条例を作ってですねそして農家が安心して農業経営ができるそういうためにはやはりこのいわゆる農業の振興株式会社なるものをやはり作ってですね、農業基盤の整備は当然ですが生産から加工、流通、販売といって一連のですね経済活動を行えるシステムの構築が必要ではないかということをお尋ねしたことがございます。当局としては検討していくということでしたが、どのように検討されているか分かりませんが、そういうのもですね一つの活性化になるんじゃないかと。それからもう一点はですね農家が安心して農業経営ができるためには、農家のいわゆる何ですか米の問題もあります、野菜の問題もあります。とにかく価格保証制度というものをですねやっぱり提唱、制度を設けるべきじゃないかと。綾町もやっておりますがそういう制度を設けることによってですねやはり安心して農家経営ができてくるんじゃないかと。いわゆる応分のよくできた年はですね相当なそれぞれの反当たりで基金を住民の方、農家の方も積み立てる。その倍を市が積み立てる。そういう基金を将来その出来不出来がありますから、その時は基金を取り崩して充てていくというような制度をですね、やっぱり考えられないのかなあというふうに思うんですけれども。 それからもう一点はですねいわゆる道の駅というのが最近また私もこの前人吉に行って見たんですけれども、道の駅をただ造るということだけじゃなくてですねそこにやっぱりイベントのできる広場、そしてその周辺に加工工場を作るとかですね、小林市はまた水がきれいですので何か水を生かしたですねそういう取り組みとか、そういうものもですね必要だと。そしてさらに今観光でですね大型の車が中々ターミナルと言うんですかバスターミナル。その辺のところは市街地活性化の基本計画の中でも出ておりますが、やはり大型バスが小林市にユーターンできるようなそういう広場もですね造っていくとか、そういうことも活性化につながるんじゃないかというふうに思います。 それから先程市長がスポーツのまちということを言われましたが、確かにスポーツをですねやっぱり皆スポーツということで、障害スポーツを中心にですねやっぱり活気づけていくということも一つの方法じゃないでしょうか。 それから永田平公園の開発も前質問したんですけれども、これもですねやはり行って見ますと中々トイレも汚い。周遊のいわゆる周りも中々あまり整備されていない。環境は悪い。従ってですね私どもが小さいころいつも遠足と言えば永田平公園というようなことで非常に思い出のあるところなんですが、やはり住民というのはですねそういう憩いの場、潤いの場というものをですね求めていると思うんですね。だから永田平公園をもう平たんにしてですね多目的広場にするとか、あるいは思い切ってですね歴史資料館みたいなのをもう一つの観光名所としてですね永田平公園に建築をするとかですね、そしてシンボル塔を建てて観光名所の一つとしてやるとか色んなそういうのが私はそういうふうに考えているんですけれども。 それから一番大事なですね市長がいつも言われます畑灌事業、これもですねハード的な事業で一千億円掛けるわけですから、その十分の一でも何分の一でもいいですが、百億円ぐらいですねソフト事業に持って来てですねそれを先程言いましたそういう制度等に投入していくということもですね私は必要だというふうに思いますが、その辺は市長どんなお考えでしょう。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 小川議員のおっしゃる意見については私も本当にそのとおりだというふうに思います。第四次の総合計画を作っておるわけでありまして、それに添って色んな計画はこれから実施してまいるわけでありますけれども、やはり農業が中心の当市においてやはり農業をいかに確立していくかということが一番の基本的な問題だということは一番最初に申し上げました。従って生産、加工、流通それを一体となっての取り組むということが必要であることはもうおっしゃるとおりであります。今生産と加工まではその部分的なものはありますけれども、大きな加工工場等ありませんが、将来にわたってはやはり加工をすることによって付加価値を付けて送り出すということは当然考えなければいけないと思います。今百笑村と言うんですか生産者が朝取れ野菜等を北九州の方に送っていただいておるそういう仕組みがやっと出来上がっております。どの程度の量であるかちょっと私そこまで詳細に知りませんけれども、北九州辺りを中心として当市の生鮮野菜、食料品が運ばれているということは一つの足掛かりといいますか、これからそれをもう少し発展させるということで流通面もですね充実をしてまいりたいというふうに思うわけであります。道の駅もこれは前から赤下議員等も相当熱心におっしゃっていた事業でありました。道の駅等についてもやはり検討すべきだというふうに思っております。ただその色々な面から場所とか色々な制約もありますので、十分検討をしてまいりたいというふうには思っておるところであります。永田平公園これは一番当市においては古い公園でありますので、そこの整備はですね年々やっておるわけです。シルバー人材センターを頼みましたり、あるいは業者にお願いをして樹木のせん定あるいは移植そういうものをお願いをしております。つい二、三日前私のところへ匿名でありましたけれども、はがきがまいりました。永田平公園をきれいにしていただいて大変有り難いという主旨のはがきでありました。しかしまだ十分であると思いませんので、永田平公園等の整備についてはもちろん総合運動公園も大事ですけれども、忠霊塔も大事ですけれども、永田平公園等についても十分整備については取り組んでまいりたいというふうに思っておるところであります。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 一応検討をしていただきたいと思いますが、最近ですね西小林の方面にジャスコができるといううわさが立っております。相当な面積で三町歩以上というふうに聞いておりますが、それと今堤の方にナフコが今建設中でございます。そしてさらに寿屋に大和がまたえびのもやっている大和が入って来るというようなことで、従ってですね今後やっぱり活性化を図る意味で市街地がますます落ちぶれていくんじゃないかというふうに心配するわけです。だから市街地活性化の基本計画の中では、一応私も見ておるんですけれども中々財政的な面もありますし踏み込めない面があると思いますが、しかし現実にそういう会社が入って来るわけですから、なんとかですねその辺のところの対策と言いましょうか、もう大型店が来て色々問題がある場合があるわけですから、ジャスコの場合は相当な面積で市を通らないかも知れませんけれども、そういう面もですね考えながら一つ市街地の活性化をですねどうするかということをもう一回ですねやっぱり考えていかないと、これはもういよいよ店じまいが多くなるんじゃないかなあというふうに考えるわけですが、その辺をですね今後十分考えてほしいと思います。 それから住民の間でもですねいつも言われるのが市長が先程一期交替がうんぬんということを言われましたが確かにですね、これは過去のことですけれども小林というところは不思議なところだなあとよく言われます。なぜかということを聞いたらですね、ボートピアの誘致もできなかった、自衛隊の誘致もできなかった、市の温泉開発もざ折したと何をとっても小林はそういう状況だと。何を考えいるのかなあということをですねよく聞かされます。しかしそれが誘致できたとしてもですね結果としてはどうだったかそれは分かりません。従ってですねそういうことがありますので、そういうのをやっぱり教訓としてですね今後やっぱり思い切った施策というものをですねやっぱり考えて市長は実行していただきたいというふうにこれは要望をいたしておきたいと思います。 次に、市町村合併についてでございますが、任意合併協議会についてはるる説明がありました。それで特例法の期限であります十七年の三月三十一日までのスケジュールの件なんですが、これについても企画調整課長から答弁があったところですが、何とかうまく間に合うんじゃないかというふうに考えておるわけですけれども、問題はやはり住民の合併に対する理解ですね、こういうものが一番大事だというふうには思うんですけれども、その中で市長が私が尋ねはしませんでしたがリーダーシップのことを直接市長が言われましたんであえてお尋ねをしますが、もうですね市長が今言われたように合併は個人としては推せんしたいけれども他の市町村に対してですね働き掛けていくということはですね今の段階では市民のそういう意思と言いますかそういうのを見極めた上でということですが、それではですねもう二年を切ったわけですから間に合わないと思うんですね。だからそれは精力的に協議会でやっているからそれはそれでいいんですけれども、やっぱり西諸の中心都市である堀市長がですねやっぱり皆さん住民も期待しているんじゃないかなあと思うんですね。だからもうそろそろ思い切ってリーダーシップを発揮してですね、各市町村長にアクションを起こしていくということはですねこれは市長もう大事なことだと思うんですね。遠慮する必要はないと思うんですね。小林が中心になるわけですから。ただ対等合併というだけでそういうことで遠慮されているかもしれませんが、私はもうこの辺りでですね市長のリーダーシップを期待をしているわけですが、もう一回この点について答弁をお願いします。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 小林が中心というのは私もそう思ってますし、小林市民はそう思っているんですが、周りの市町村はそう思っていないんですよ。小林に中心を持っていこうなんていうような気はまだ今のところ全く出てきてないんです。えびの市はですね、えびの市の方が歴史が古いんだから当然えびのへ持って来るべきだと思っておられます。ほかの町村においては小林と一緒になるよりも町を二つと村を一つ一緒にした方がいいんだとメリットは大きいんだというお考えのところもございます。従って私がその温度差があってですねまとめにくいということを言っておるんです。ある首長さんとお会いしまして、その方は小林市を中心にというお考えではなかったもんですから、お話だけを聞いたんですが、私は今任意合併協議会で協議をしておるのは二市二町一村で対等合併で協議をしておるんであって、それがうまくいかないということが分かればですね私はほかの手を考えますと。当然どっかと一対一で合併をさしていただくとか、あるいはそういう気持ちで小林市と一緒にやろうというところがですね見つかれば私はそこと熱心に協議はしたいと思います。しかし今の段階では一方では二市二町一村の任意合併協議会で色々協議をしながら一方では一緒になりませんかと、そういうことは私はちょっとするべきではないというふうに自分では思っておりますので、もうしばらく今の経緯を見守りたいというふうに思っておるところであります。リーダーシップというものはどういうものであるか私と小川議員との考え方が少しずれがあるかもしれませんけれども、しかし小川議員がおっしゃるそのリーダーシップというものについても分からないわけではありません。従ってそういうことになりましたら積極的に動きたいというふうには思っておるところであります。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 中々市長の考えと私の考えとはちょっとやっぱり違うような気がしますが、私は小林の市長として西諸の中心市長としてもっと積極的に果敢にですねやっていただきたいということを申し上げたいと思うわけです。 それから次に行財政改革についてでございますが、十四年度の実施状況は分かりました。今後の実施計画については公共施設等の維持管理等の検討も今後していくというようなことですけれども、今の段階でですね民間にまだ委託する部門があるのかですね、その点についてお尋ねします。 ○下津佐善治議長 黒木企画調整課長。 ◎黒木英夫企画調整課長 民間委託のできる部門ということでございますけれども、先程も御答弁申し上げましたけれども、新大綱に基づく実施計画の中では、慈敬園、保育所等も一つのその計画の中に入っております。それから先程言いました公共施設の管理運営こういうもの等についてもそういうことが言えるかというふうに思っております。従いましてこの中では慈敬園について建設が予定されておりますので、これについて早急にまた色々その管理運営の仕方等について協議をしていかないといけないということで予定が入っているところでございます。その他につきましてはもうこの実施計画の中でおおかた取り組んでおりますのでこれを継続したり、また後十分でないところがありますからそういうものをまた時期等を見ながら協議をしていくということになろうかというふうに思っております。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 まああのですね民間の市民の方から、いよいよこの三位一体の国の改革そういうものが出て行政運営というのは財政運営は非常に厳しくなっていくわけですが、そうなりますとやはり行政部門の民間でできるものは民間に積極的にやはり委託すべきだという声もあります。私もそう思います。従ってですね例えば今中学校の学校給食センターこれは民間委託です。それと小学校の各小学校の給食これは民間委託じゃないですね。そういうのは全く上がってきてないようですけれども、検討されているんですかお尋ねします。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 中学校の給食を始めます時にセンター方式でやるということは議会の御理解をいただいて始めたわけであります。小学校は各小学校に給食室と言いますか調理室ができておりまして、まだ給食をしていただく職員の方が取り組んでいただく職員がまだ各小学校でやっていただく分まだおられるわけですが、そういう方々の配置転換とかそういうものも十分一緒に考えなければですね、簡単に民間に委託する移行するというのは難しいような気がいたしますので、今のところはまだ各学校で対応していただいておるわけですけれども、やはり将来は私は小学校の給食についてもセンター方式にする方がいいんではないかというふうには思っております。しかしそれについてはまだ十分ですねこれから検討すべきことが色々あると思いますので、それをクリアした後にそういうふうにしたいというふうに思っておるところであります。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 次に職員駐車場の利用についてお聞きしましたが、この駐車場はですね九市の状況を職員課長からお聞きしたわけですけれども、公有財産の使用ということでですねこれは料金を取ってもいい、取らなくてもいいというようなことだと思いますが、この点についてはですね九市の状況は徴収をしていないところが多いようです。又、民間の敷地を借りてそこにまた助成をしているというのが実態のようでございますが、ただ私は今回なぜ質問したかと言いますとですね、やはり行革を進める中でやはり公有財産の使用いわゆる普通財産の使用そういう場合の使用料等についてですね、やはりこの見直しをすべきであるというようなことで御質問をしたわけでございまして、今の段階ではそういう状況ですので九市の状況も分かりましたのでですね、これ以上は質問はいたしません。 それから次に学校教育についてでございますけれども教育長の方から詳しく説明がありましたが、総合的な学習の評価についてですねこれはいわゆるその総合的な学習の創設に伴ってですね、学校を基盤としたいわゆるカリキュラムそれの開発と同時にいわゆる評価ですね、これをやっぱり一体化していかないといけないのじゃないかというようなことを今言われてるわけですね。これは大変ことなんですけれども、ややもするとカリキュラムの方を重点にして、評価が後になるというようなことがあるんじゃないかと。今、東京都の周辺ではですねいわゆるそういうカリキュラムと評価の対策室というのを設けて、そしてやっているところがあるんですがそれがそのいいとは言いません。これは小林市の場合は特に各学校に任しておるわけですから、学校の特性を生かしてそういうカリキュラムを作成しているということですから、ただそういうカリキュラムと評価が一体となった取り組みの充実これは必要だと思いますがどうですか。 ○下津佐善治議長 教育長。 ◎山口寅一郎教育長 今おっしゃるとおりでありまして、地方分権とかあるいは学校長の裁量権だとか、色々とこう言われるわけでありますので今おっしゃるようにやったらプラン・ドゥー・シーじゃないですけれどもやっぱりそういうことで一つずつ確かめると。議員の昔でも何ページから何ページまでここが試験範囲だというようなことでやったことも御記憶だろうと思いますけれども、昔のことを言うわけでもありませんけれども、やっぱりそういう一つのことをすればやっぱりその一つのけじめとしてのそういう評価ということはもう申すまでもないことだというふうに思いますし、また各学校でも広い意味の説明責任というようなこともあるわけでありますので、そういうことを踏まえてまあ今二年目でありますけれども、やはり逐次よい方向のそういう改善をですねしていかなきゃいけない。先程お見せした通知表であっても昨年の十四年度の通知表からまた十五年度に向けての改善も各学校でなされておるところでございます。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 それと学力ということについてですけど、低下は来さなかったといいうような状況のようでございますが、やはりこの学習意欲を高めるためのですね一つの評価の基準というのがあるということで分かりましたが、やはりこの評価についてはいわゆるその学習意欲を高めるための効果がある評価の仕方というのは、いわゆる自己評価とか先生方の評価色々とあるんですが、そういう自己評価というのもやっぱり重点にですねされているのかどうなのかですね。いわゆるある程度の指標を掲げてですねそしてそれを評価をしていくというのがあると思うんですけれども、その辺は県あるいは文部科学省の基準に基づく指標というのがあって、それに基づいてやってらっしゃると思うんですが自己評価というのもやっぱりさせておられるんですか。 ○下津佐善治議長 教育長。 ◎山口寅一郎教育長 もちろんそのとおりであるわけでございます。だから何でしょうかそのテストをする、でその結果を処理する。そしてそれで学力が付いた付かないとそういう議論ではないと思うんですね。だから広い意味で学力をどう捕らえるかということになりますと先程申し上げたように、やっぱり小学校も学習指導要領があってその指導要領を基に教えている。教えた結果はどうかというようなことで中学校は中学校の段階のそういうことがあるわけでありまして、生きる力、あるいは基礎基本、読み書きそろばんのそういう基礎能力こう色々とその学力についても言われるわけでありますので、やっぱり一番大きなそういう学力というものを根底に据えて、そして物事を見ていかないとテストをしたからイコール学力ということにはならないんじゃないかというふうに思いますし、まあ例えば子どもから見て先生の教え方はどうだというようなことで生徒の先生の授業に対する評価等もこうあるわけですし、また学力をその付けるという場合でも先生の数の問題でありますとか、その他そういう色々と関連するものを含めて学力の向上を図っていかなければいけないというふうに思っておるところでございますし、またその方向で各学校も努力をいただいておるとこういうことでございます。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 そうだと思います。学力ってテストをしてその結果だけがうんぬんということでは評価は中々できないわけで、いわゆるその子どもが何を学んだかということが一番大事ではないかというふうに思います。 それでは次にですね小学校の屋内運動場の改築計画ということで、財政の問題もありますけれども校舎改築がお陰様で済みましてですね非常にいいわけですけれども、今回は十五年度は小林小学校の危険校舎の耐力度調査ということであるわけですが、しかしこの屋内運動場もですね非常に三十年以上小学校にして四校、中学校にして四校ですか。そういう状況ですのでそろそろこの屋内運動場の改築計画もですねされていいんじゃないかなあというふうに思って質問をしたところでございます。 それから次にですね養護学校についてでございますが、教育長の方から御答弁がありましたが、養護学校についてはですね検討委員会ですか、小林市の方がやはり関係者の方が何名ぐらい入ってらっしゃるんですか、教育長も入ってらっしゃるんですかね。 ○下津佐善治議長 教育長。 ◎山口寅一郎教育長 保護者の関係の方、あるいは障害を実際に持った子どもの保護者の方、いわゆるPTAと障害を持った保護者の方とそういうようなことで、小林市の在住の方もその委員の中に入っていただいております。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 最初調査依頼はなかったのかということから来たんですけども、教育長の今の答弁で西諸地域のそういう障害者の保護者の方々も入っているということで安心したんですが、色々例えば障害者の保護者の方と私もちょいちょい会うんですけれども、例えば十人の方にお話を聞きますと十人が十人ですね中々まとまっていないんですね考えが。と言いますのやはり小学校、中学校の課程ではですね義務教育の課程では普通学級で何とかしてほしいという今やっております小林小学校で二人、小林中で一人、そして補助員を付けてやっている非常にいいことだと思います。そういうことでですね中学校まではそういう形でやって、問題はその高等科いわゆる義務教育課程を修了した後の高等部門をですね作ってほしいという声もあるんです。それから教育長が言われましたように養護学校というのは、肢体不自由から知的からいわゆるろうあですね色んな種類があるわけですから、何を持って来るのかということも今からの検討課題だと思いますが。従って私は県の方にですね保護者の方の関係者の方の要望を十分組んでほしいということで質問したんですが、委員としては入っているということですから非常によかったなあというふうに思います。 それから次にですね通学路の危険箇所については御答弁がありましたが、やはりこれは事故があってからではですね遅いですので財政の問題もあると思いますが、やはり早期にですね整備をしていただきたいと要望を申し上げます。 それから市民病院については、産婦人科休止後の経営状況についてこれもお聞きしましたが、産婦人科がいわゆる四月からなくなったことによってですね、その四月と五月まだ年度途中ですが比較からいきますと入院患者は増えていると、外来患者は減っているというようなことで答弁があったわけですが、この状況でいきますと恐らく十五年度はですね赤字もそうないんじゃないかと思いますが事務長その辺はどうですか。 ○下津佐善治議長 温水市民病院事務長。 ◎温水澄生市民病院事務長 今の推移でいきますと八千八百万円ではないかというふうに見込んではおります。赤字の関係ですね。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 三月の議会でしたか、いわゆる病院を産婦人科をですね休止するということでそのベッドをですね各科に配分をしていくというようなことで、それでいわゆる看護師さん方もそれに張り付けるというようなことを聞いたような感じがするんですけれども、それでもやっぱり赤字が出るわけですね事務長。 ○下津佐善治議長 温水市民病院事務長。 ◎温水澄生市民病院事務長 入院患者さんの一人当たりの医療費が外来の約三倍以上でございますので、本年の五月から病棟配分ということで重点的にやってまいりましたので、その点外来患者は増えておるという状況でございます。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 病院経営も大変ですが今後の建設については市長が申されましたけれども、やはり広域合併との問題も若干ありますし、また単独でやるかあるいは広域でやるかという問題。しかし単独を一つの考えで市長はまず考えていらっしゃいますので、いずれにいたしましても産婦人科がうんぬんということじゃなくて、やはり前から基本的なことに返りますとやはり小林の西諸の中核病院として高度医療を充実した病院ということと、やっぱり中核病院ですからやっぱりその辺のところを原点に返ってですね、もう老朽化しておりますので何とか早くやはり改築に向けてですね早期に取り組んでほしいというふうに思います。取り組んでいらっしゃいますけれども、そういうことが言えるんじゃないかなあというふうに思いますのでどうかその点をよろしくお願いいたします。 それから市営巡回バス運行についてでございますが、今小林市のですねそういう路線バス、それから乗り合いタクシーですか国、県の補助あるいは単独合わせて三千数百万円でございますが、大体補助関係を引きますと二千二百三十五万円だったですかそれぐらいになるということでございます。今小林、えびの、あるいは高原、山麓線ですね、路線いわゆる宮交のバスの路線についての関係は中々これはもうすぐ補助もしないというわけにはすぐはまいらないと思います。これはもう小林のだけの問題じゃないですので、私が提唱するのはですねやはり高齢者いわゆる障害者そういう弱者救済のための利便性を図るためにですね、巡回バスをもう走らせていいんじゃないかと。私どもが新生会でですね昨年愛知県の碧南というところを視察をしてまいりました。ここは当然路線バスも普通の走っておりますが、もうまちの隅々までですね回っていると。そしてまちの中心部をですねまずその二台ぐらいですね、十五キロぐらいなるんですよ二往復、そしてまたいわゆる市外いわゆる周りのですねところを五十キロぐらいということで一台が二台ぐらい走っているんです。非常に喜ばれてですねそしてまたそのバスにはですね障害者も乗れるリフト付のバスに改造をしてですねやっておると。そういうことでですね三千百万円ぐらい掛かるんだそうです。いわゆる市が購入してそしてそれを元タクシー会社に委託をしてですねやらせておると。それについては料金を取るか取らないかと、それについては取ってないんですけれども。取ってるところもありますが、ほとんど愛知県のですね各市はもうこういう通称くるくるバスという名を付けておりますが、そういうバスの運行をですね実施しているわけです。小林市もそうもうそういう面ではですね公共施設の市役所、病院、あるいは総合運動公園、色んなそういう施設に行けるようなですね体制をですねもう取るべきだと。高齢者の方は運転ができない人はですねもう若い人達が仕事に行きますから自分で出掛けて行けることはできないわけですね。タクシー料金だってもですね基本料金で中々その西小林から乗る人、小林市内で乗る人というのは中々不公平があるんじゃないかという三月議会でもありましたが、そういうこともですね解消をしていくんじゃないかなあというふうに思いますので、その点についてですねもう一回御答弁を願いたいと思います。運行する考えはないのかですね。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 巡回バスのことなんですが何回か検討をしてみるんです。それで民間のですねそういう運行される会社もおいでになって、市で委託をしていただけば私どもで計画を立てたいということまで話をしていただくんですが、ただ私のところと議員がお調べになったところの土地のその地理的要件と言いますかそういうものがその愛知県のその辺りとするとどうなんだろうかなと、そのグルグル回れるようなそういう地形にですね当市がうまくできておるかどうかというようなことも考えないといけないんじゃないかと。しかしまあいずれにしろ交通の弱者に対する配慮ということで、バスについてはですね今後検討すべきだというふうに思います。ただ路線バスにつきましては今回来年の三月ですか、JRバスが廃止されます。宮崎行きのバスは廃止されるわけですが、それをですね宮崎交通さんが代替をされると言いますか、JRバスが走っているそのところを一緒にして本数を制限をしてですねやりたいというお話があります。ただバスの発着所これを小林の駅前に持ってきたいというお考えがあるわけであります。今の上町のバス停をですね全部駅前にJRの駅のところに持って来たいというお考えがあります。そこで宮交さんと私のところとでJR九州のですね本社まで行きまして、できれば宮崎交通さんがJRの業務までですね全部委託していただければ有り難いということで駅の仕事まで受託したいということで申入れに行かれたわけです。私のところはちょうど私が三月三十一日でしたので辞令を渡す日でしたから前助役に一緒に行ってもらいまして、優れた考えであるということで当市もそのことについては協力をしたいということで本社の方にはそういう話をしたわけです。その時にですね今のバスの路線色々走っているんですが、もう少し小林の皆さん方が使いやすい路線にですね変更をしたいということを宮崎交通さんでもおっしゃってました。従って今の基幹の路線バスが走るそのルートといいますかそういうものが今後小林駅を発着所にするそのことによって少し変わって来るんではないかというふうに私は思っておるところであります。いずれにしましても来年の三月ごろがめどのようでありますので、私どもも宮崎交通さんと一緒になって路線バスの何と言いますかそういう変更については一緒に努力をしてまいりたいというふうに思ってはおるところであります。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 次にですね市民の身近な要望実現についてでございますけれども、一応課長からお聞きしましたが、これもですね一番身近な市民の要望ですので大型事業に比べてですねハード的な事業に比べてあまり金も掛からないと思いますので是非ですねこういう身近な要望をまず積極的にですねやってほしいというふうに思います。それで課長に建設課長にお尋ねしますが、この前ですね道路の歩道がなくて側溝蓋がある、そこに開いとったもんですからそこで足を踏み込んで事故におったという話を私も課長にも言いましたがそういうことがあるわけですね。だから歩道がないところはその側溝蓋の上を歩道として歩くわけですから市としてはですねやはり点検をすべきだと。そういう箇所が何箇所もあります。そういうことでですねそういう考えはないのかですね。やっぱり点検すべきだというふうに思いますが、どうですか課長。 ○下津佐善治議長 阿多建設課長。 ◎阿多寛建設課長 確かにけがのことについてはお聞きしたわけですが、実は平成十年に一回交通安全総点検ということで小林小学校区を中心にしてやっております。第二回目としまして十五年二月二十八日だったんですが、今年交通安全総点検をですね南校区の通学路ということで中心にしてやっていただきました。交通弱者に対する配慮というようなことが運転者側から中々目に見えないというようなことで、一緒に歩いていただいて点検しようということをやっているわけですけれども、こういうことをですねやらないと中々見えないと。市役所のすぐ近くであったにもかかわらず今まで発見されてなかった要望もなかったということで、非常にけがをされた方には申し訳なかったと思っておるとこです。ちなみにこの第二回の交通安全総点検の場合は、警察、土木事務所、市役所の各課、それから九電とか、NTT、そして区長さん方にもお願いしまして学校にもお願いしまして総勢四十二名でやっております。六路線十二・七キロですが、わずかこの間でですね百十五箇所ぐらいの危ないというようなことがありますので中々目に見えないんだなあと。これをですねやっぱり継続的にやっていくべきじゃないかということで、交通安全運動期間に限らずですねできたら協力をお願いしてやっていきたいと思っているところであります。以上です。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 是非やってください。せっかく側溝をしてもですねすぐ開いているところがたくさんありますのでバリアフリーというのも考えながら一つやっていただきたいと思います。 それから職員研修についてでございますけれども、今回なぜ職員研修について質問したかと言いますと、依然としてですね市民の方からやはり市の職員のですね応対が悪いと。接遇関係でですね非常に批判が多いわけです。すぐ民間の方あるいはJAの職員との比較をされましてですね、やっぱり小林の市役所の職員は全体の奉仕者であり公僕であるのに、応対が非常に悪い、言葉使いが悪いと言動が悪いとそういうことを聞くわけですね。だから職員研修はどのようにやっているかということをお聞きしたわけですが、その中でですねやはりこの職員研修の接遇関係について特に力を入れてほしいと思います。それと管理職の皆さん方の中にもですね言葉使いが非常に悪いという指摘がございます。これは管理職というのは部下を指導監督してですね部下を育てるというのが目的です。いい職場を作ってその職員が働きやすいですね活気のある職場を作っていくのが管理職の努めだというふうに思うわけです。従ってですね今後においてはやはり言葉使い言動にはですね十分注意すべきだと思いますがその点は市長どんなですか。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 御指摘のとおりだと思います。私も言葉使いが悪いのかもしれませんが、課長諸君にですね再度そのような言葉使い等については自分自らがですねまず正して、そして部下についても言葉使い等については市民に対して不快感を与えないようなそういう接遇をするようにもう一回強く指示をしたいというふうに思います。最近私のところに投書が来なくなって大分お褒めの言葉をいただくんですが、中にはそういう不心得な者もおるかもしれませんので、もう一回強く指示をしたいと思います。 ○下津佐善治議長 宇都職員課長。 ◎宇都幸人職員課長 小川議員さんのおっしゃることがあるというようなことは先程市長も申されましたようにお褒めの言葉とそういう批判というようなことも確かにあるわけでございます。そういうことでございますので昨年も接遇研修をいたしましたけれども管理職の出席も少ないようでございます。私も事あるごとに管理職の立場というものは課長会の折等にも言うんですけれども、今年度におきましては管理職を対象とした接遇研修を是非やってみたいというようなことで考えております。以上です。 ○下津佐善治議長 小川利廣議員。 ◆小川利廣議員 管理職の研修というのはですね昔というと語弊がありますけれども、私どもが在職中はですね管理職の研修で前期と後期やったわけですね。一週間ずつ、大変です。そういう研修をですねやっぱり積み上げてですねいかないと、単なる二、三日でですねそこの例えば消防署の前研修されちょったですね消防署の所で広域の、あれぐらいの研修じゃですねやっぱりいかんのじゃないかと。やはり県が主催する自治学院なんかでやっておりますですね、そういう研修に積極的にやっぱり参加をしていくという体制を取らないとですね、ただ研修を受ければいいという問題じゃないですから徹底した研修をですね、やっぱり自ら受けることだというふうに私は思います。市長が中々最近はそういう批判を受けないというんですが、それは市長の支持者がそう言われるのかもしれませんが。私はですね私たちは常に住民の方と市長もですけれども、色んなところを回って口々に言われるんです。我々市役所のですねOBの退職者会があったんですが最近、そこでも言われるんです。だから年配のOBの方がそういうふうに思っておるわけですから、いかに住民の方が言われるのは当たり前だと思います。人間というのは感情動物でですね性格の問題もあると思いますが、しかし公務員はですね性格でうんぬんということは絶対いけないと思います。やはり住民と今からの時代というのはですね、対等に行政と住民が一緒になってやっていくと。対等合併じゃありませんが、そういうような気持ちでやっぱり住民に接していかないと、行政そのものがですねうまくいかないというふうに私は結果的にはそうなってくるというふうに思いますので、是非ですね職員研修の充実をですね図っていたただきというふうにお願いを申し上げまして一般質問を終わります。 ○下津佐善治議長 ここで休憩に入ります。                         午後〇時〇七分 休憩                         午後一時一三分 開議 ○下津佐善治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、深草哲郎議員の発言を許します。深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 議長の発言の許可をいただきましたので、通告順に質問をいたします。 この度の統一地方選挙におきまして連続三期目の御当選おめでとうございます。市政発展のためにお互いに知恵を出し合いながら市民の付託に精進してまいりたいと存じます。 まず、今議会の提出議案説明書の冒頭に、「市民とともに歩む誠実な市政」を市政運営の基本にとなっておりますが、これについてお伺いをいたします。 次に、農業振興策にはまず畑地灌漑事業の推進に努め、新しい農業形態の構築を図りたいと考えておられますが、国営、県営事業は順調に目的に向かっていると思いますが、耕作者への本同意の時期はおおむねいつごろになる予定でしょうか。又、農業で食える農村の確立、農業後継者の帰省対策等即答えの出るものじゃないかとは思いますがお伺いをします。 次に、高齢化・少子化の時代の到来での対応として、高齢者の健康づくりや社会参加による元気老人の方々が多く喜ばしい限りであります。一方少子化においても子育て支援策のさらなる充実を図りたいと考えておられますが、さらなる子育て支援策についてお伺いをいたします。 次に、市民病院の広域的病院として改築を私は希望しておりましたが、市長のお考えは産婦人科問題も考慮し、単独方式を第一に考えできるだけ早期の完成を目指したいとの考えであられます。単独病院での診療科目、また高度医療体制や中核病院等の早期完成の時期等をお伺いします。 次に、市町村合併についてでございます。先程も小川議員さんより質問が多々あったわけでございますが、先日三日に須木村で第五回の市町村任意合併協議会が開催されました。第一回より第四回までは合併協議会だよりの発行によって拝見してまいりましたが、今回の協議会の協議事項等での市長が受けた感想をお伺いいたします。 次に、道路行政の今後についてお伺いします。市民の道路改良の要望は尽きないと思いますが、今期任期期間での基本的構想をお伺いします。 次に、畜産行政についてお伺いします。畜産のまち小林市としての名声を高め、家畜改良・増殖の推進と畜産経営の安定化に努めてまいりたいとの考えであられます。少数の後継者、元気老人の飼育者の現状の中で、安心して牛飼いができる施策も大事じゃなかろうかと考えております。平成十六年十一月から環境保全対策での堆肥舎の設備、牧草の収穫収納、こん包資材の使用後の処理や優良子牛補助事業等についての取り組みなど畜産振興には多くの課題があります。今後どのようなふうに畜産振興策に取り組まれるのかお伺いします。 次に、道路行政についてお伺いします。県道石阿弥陀五日市線においては起点の石阿弥陀から永久津までの改良が終了していますが、黒仁田地区の一部改良の残りから永久津までの改良計画のめど、岡原鍋倉間の改良進捗状況。又、木浦木小林停車場間の楠原商店前の狭あい部分の早期改良を望んでおります。又、数年前より陳情や議会の一般質問のたび、市街地と北部えびの飯野地区を結ぶ開発生活道路として、瀬戸ノ口・久津原線の改良計画を伺って来ました。基本的考え方をお尋ねいたしまして壇上からの質問を終わります。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 お答えいたします。まず今回一緒に当選をさしていただいたわけですが、深草議員の御活躍を今後も期待をしたいと思います。おめでとうございました。 これからの四年間の小林の在り方ということで、まず私が選挙の時に公約として言った「市民と共に歩む誠実な市政を」ということについてはどういうことかということなんですが、もう言葉どおりなんですが公正で公平なそして清潔な市政に取り組みたいという考えを持っております。それから市民が一つになれる市政、そして活気を持った活気ある市政ということを考えておるわけであります。それには私も一人でどうこうできるわけでもありませんし、基本計画に従って皆さんと一緒になりながら色んな意見を出し合って、少しでも懸案事項が解決できるように取り組んでまいりたいとこれが基本的な考え方であります。 その中で基幹産業であります農業をどういうふうに取り組むかということなんですが、これは色々な方法はあろうかと思いますが、小林市でできる農産物は安心、安全、そのような信頼に基づいた食料が生産供給できるそういう場所であると、そういう地域であるということをやはり世間に強く印象付けるような農業に取り組む必要があろうというふうに思っておるところであります。従って環境保全型農業の推進ということをまず第一に考えたいと思っておるところであります。畑灌を含むということでありますから畑地灌漑事業は百年の大計と考えております。四千百五十ヘクタール西諸全体であるわけですが、そのうちの千七百五十ヘクタールが小林市の分であります。従ってこの小林市の千七百五十ヘクタールの畑が中心でありますけれど一部たんぼが入ります。そういうところに耕地整理をし、潤沢な水を供給できるようにそして一年間を通じて色々な作物が耕作できるというような方向に持っていきたいということで今取り組んでおるところであります。畑地灌漑事業は国営事業は七百五十万トンのダム構築が中心でありますけれども、今須木村側からダム工事用の道路をどんどん引き込んでおります。工事は進んでおるわけであります。二期工事としてパイプライン、ファームポンドの仕事があるわけですけれども、これも百二十センチですか、大口径のパイプラインを二本今発注をいたしまして、えびの方向に向けて一本、そして当市の真ん中を今永久津のところをやっておりますけれども、幹線水路を今発注し工事に入っておるところであります。しかしまだダムが全部出来上がっておるわけでもありませんし、平成十九年度ごろをめどにというふうに聞いておるわけですが、一日でも早い完成を願ってはおりますけれども大事業であります。従って簡単にはいかないわけですけど、順調に進捗はしておりますので出来上がることは間違いありません。従ってその出来上がった時にすぐ通水できるそういう形を取っておくということで二期工事にも入っております。小林市のモデル地区として堤地区を百一ヘクタールを選定しまして、そこに暫定水源を利用しての畑地灌漑事業のモデル地区を今発注をしてやっておるわけでありますから、このような事業を強力に進めることによって畜産だけではないその小林市の農業の確立をこれからやってまいりたいというふうに思っておるところであります。 次に、高齢化・少子化これは農業についてのことであれば確かに農家の戸数は減ってまいりますし、農家に就業をする人が少なくなっていることは事実でありますが、認定農家制度をやはり活用すべきだと思います。現在四百五十六人の認定農家があるわけであります。そのうちの十六が法人化されたものであると聞いておりますけれども、認定農家の数をもう少し増やして専門的に農業に取り組んでいかれる若い方々の育成というものに今後は努めてまいるべきだというふうに思っておるとこであります。 質問が前後いたしまたけれども、この通告書に従ってお答えをいたします。広域病院の取り組みについて市民病院の改築でありますけれども、確かに広域でやるべきか単独でやるべきかということで、コンサルタントに委託をいたしましてその結果を出してもらったわけですが、コンサルタントの報告書によりますと、やはり西諸は一体となって一つの中核病院を当市にそしてサテライト診療室をほかのまちにというような形として出来上がっておるわけであります。しかし相手があることでして当地へ西諸県郡には公立病院が小林市民病院を入れて三つあります。それを一つにするということについてはほかの市町村もそれなりの構想をお持ちであります。従ってその構想の部分と私どものところの考えとが必ずしも一致しませんので、西諸で一つということには中々難しいところがあります。従って私は出発としては単独でいかざるを得ないではないかということを申し上げたわけであります。今その方向に向けて考えておるところであります。ただ市町村合併が早く済みまして市町村合併のことが先行をして合併市が出来上がれば、当然その市には私は一つあれば中核の病院は一つあればいいと思いますので、合併の協議と病院の問題とは微妙に関係するところがあるということを一つ御理解をいただきたいと思います。 次に、市町村合併ですが、須木村で第五回の協議会を開きました。確かに五回目であったわけですけど、財政のシミュレーションとか、あるいは各部門ごとにすり合わせをすべき事項等についてずっと協議を続けてまいりました。その雰囲気はどうだったかと市長の受取方、感想を言えということですが、今の状況ではまだ合併に進もうという皆さんの同意は取れてないんではないかと。それぞれの市町村温度差がまだあるというふうに私は感じました。従って今すぐこれが法定合併協議会に簡単に移行するかどうかということについては、まだ少し時間が掛かるような気がいたしました。ただ、今まとめておりますことを各市町村の住民に対して情報として流すわけであります。説明会も当然いたします。その結果を受けてアンケート方式か、住民投票か分かりません方法は分かりませんが結果が出たものをそれぞれの議会に持ち帰っていただいて、そこから法定合併協議会に向けて進むのか、あるいは合併というものが二市二町一村では今のやり方ではまとまらないのか、その辺りが九月ごろに大体めどがつくのかなあというふうに今感じておるところであります。 次に、道路行政ですけれどもこれについては建設課等で答弁をいたしますが、石阿弥陀五日市線の改良工事について、早期に出来上がることを私も議員同様に念じておるわけであります。今後については当市から選任されております県議会の先生方にも強く要望を申し上げて、この一日も早い完成をお願いをしてまいりたいというふうに思っておるところであります。 次に、農畜産行政についてということで和牛の生産振興についての中で堆肥舎のこと、それからサイロラップの使用後の処理あるいは補助事業これはまだ質問はなかったと思いますけれども、自席から質問があるかもしれませんので担当課長より答弁をいたさせます。 次の県道石阿弥陀五日市線のことについては今申し上げたとおりであります。木浦木小林停車場線の改良計画につきましても、一部狭あいなところがございます。先は改良が進んでおるのに一部だけ狭あいなところがありますので、このようなところの早期完成に向けて私どもも努力をしてまいりたいというふうに思っておるところであります。瀬戸ノ口・久津原線ですが、これは議員が前からおっしゃる路線でありますけれども、入り口のところは中々これは改良するといっても難しゅうございます。両方に家が建て込んできております。従って先の方に墓から向こう辺りになりますと余裕が出てくるのかなあというふうには思いますが、その改良につきましては今後検討をしながらですね、改良する方向で進めてまいりたいというふうに思っておるところであります。 その他につきましては各課長から答弁をいたします。 ○下津佐善治議長 向井農村整備課長。 ◎向井大光農村整備課長 お答えをいたします。畑地灌漑事業の件について県営事業の同意、農家の本同意についてはいつ取るのかという御質問がございました。県営事業につきましては先の議会の中でも申し上げてまいりましたが、千七百五十ヘクタールが小林市の受益地でございます。この千七百五十ヘクタールを十二団地に分割をしてその団地ごとに県営事業を進めていくという計画をしているところでございます。従いましてこの十二団地の事業の時期がまいりましたらば、それぞれの団地ごとに農家の同意をいただいて事業を行っていくということになります。計画でいきますと現在今市長の方で答弁をしていただきましたが、堤地区が最初の地区ということで事業を進めているところでございます。それからその次の地区といいますのが、基本的な考え方として東西南北にモデル的な核となる団地を造っていきたいというふうに考えておりますので、南の地区千歳、環野地区を今現在地元説明会等をやって地元の皆さん方の理解そういう同意等をいただく準備をしているというところでございます。そういうことをずっと今から進めてまいるわけでございますが、平成二十九年度ぐらいまでには何とか完成をさせたいということで今鋭意取り組んでいるところでございます。以上でございます。 ○下津佐善治議長 黒木企画調整課長。 ◎黒木英夫企画調整課長 少子化のさらなる支援策についてということで御質問でございます。総体的に企画調整課の方に企画調整課の方で仕事をしておりますので、その点からお答えをしたいと思いますけれども、十一年、十二年、十三年だったと思いますが国の方から約五千三百万円の少子化対策交付金というものをいただきました。これを財源として小林市の場合には市民と共に少子化を考えましょうというようなことから企画調整課の方で行ったわけですけれども、それの取り組みで大きなものにつきましては福祉事務所の方ですくすく小林っ子ですかエンジェルプランこれを作成しております。従いまして各課ではそれに基づいて色々な事業等も行っていただいているというふうに思っております。それから地域の小林市の少子化対策をみんなで考えようというようなことから企画調整課の方で約七百五十万円掛けてフォーラムを開きました。このフォーラムにつきましては大変いいものができたんではないかなということでテレビ等でも収録していただきましたけれども、少子化の現状というものは段々段々進行していくように思います。本日も新聞にも載っておりましたけれども、厚生労働省発表ということで少子化が大分進んでおるというようなとこ、一・三二人になったというようなことのようでございます。従いまして国においては二・〇八人いないと人口は維持できないんだというようなことで、その合併等も少子化対策というようなことで言われているわけですけれども、そういうことについて大きな取り組みが必要ではないかなと。小林市だけではないかと思いますけれども全国的なそういうものも考えていかないといけないのかなあということでございます。従いまして小林市では小林市らしきものということになろうかと思いますけれども、独自のものということになろうかと思いますけれども、それぞれの課、事務所等で年間計画を立てて取り組んでいただいていることと思っております。以上でございます。 ○下津佐善治議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。まず和牛生産振興の中の堆肥舎建設についてでございますが、現在平成十六年の十一月から適用になります法律の適用になります農家につきましては、十四年度までで大体六十五パーセント終了をいたしております。戸数にいたしまして二百五十戸ぐらいが既に終了しておるということでございまして、残り三十五パーセント本年度と来年度に整備をしていくということで計画をいたしております。それから大規模な農家につきましては国庫補助等で対応できますが、小規模、中規模から小規模の農家につきましては補助事業等に採択条件に合わないがために取り組めませんので、今回補正で小規模、中規模、小規模の方々の施設整備のための一部助成をお願いをいたしておるところでございます。 それからサイロラップの使用後の処理についてでございますが、収穫機械の発達によりまして大変たくさんのロールラッピングの集草機械が導入をされておりまして、ラッピングフィルムの使用後の処理に戸惑っておるところであります。現在JAと協議中でございますが、指導としましては農協の集送センターへ有料でございますが持ち込むように指導をいたしております。 それから競り市優秀子牛の導入補助ということでございますが、これの事業につきましては県が財源は事業団でございますが一頭十万円、これは子牛の郡の品評会での上位牛に支給されるというものであります。それに市町村で上乗せをしておられるところもありますけれども、小林市ではえびのと一緒ですが、えびの市もやっておりませんが、これについては実施をいたしていない状況であります。以上でございます。 ○下津佐善治議長 阿多建設課長。 ◎阿多寛建設課長 道路行政のことについて三点ほどお尋ねですのでお答えしたいと思います。 まず、今後の道路整備に関しての御要望でありますが、御存じのように道路の改良は市民生活にとって最も身近な関心事であり数多くの陳情・請願をいただいているところでございます。今後もこれまで以上に道路整備に力を入れていきたいと思っておるところであります。現在の市道の整備状況でありますが、九百四十四路線ありますけれども、延長が五百九十六・五キロ、改良済が二百十二・七キロで三十五・七パーセントという率にとどまっております。舗装率に関しましては、四百八十六・八キロで八十一・六ということであります。今後の整備としましては高齢少子化を念頭に入れて、バリアフリー化、それから先程もありましたように通学路等の整備というようなことを特定交安等を新しい事業として入れていきたいと思っているところであります。 それから県道石阿弥陀五日市線についての御要望でありますが、これは先程市長の方からありましたように県の仕事でありまして、本年度も市としましても要望を重ねているところであります。さいわいにして岡原七ツ山線の方ですが、これについてはかなりの金額を持って充てられているみたいですが、黒仁田の地区については若干昨年からすると落ちたかなというところであります。木浦木線の小林停車場線ですが、これについても大手橋付近から真方橋までが狭あいのところがあるということで引き続き要望を重ねていくというふうに思っております。市道の瀬戸ノ口・久津原線の改良工事につきましても先程市長の答弁のとおりでありまして十数年来の要望であります。中々坂元地区の出口のところが難しいということで色々工法の検討等もしているところでありますが、地権者と通行される方々との温度差と言いますか要望差がございまして中々難しいと。先程ありましたように狭あい部分というのが幅員にしまして二メーター五十から四メーター五十程度の幅員しかないところが千メーター近くありますので、こちらの方からでもやっていくべきなのかなあと今考えているところであります。早急にはできないかもしれませんが検討させていただきたいと思っております。以上です。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 市長の三期目ということで、公正公平な市政を目指し過去の実績は踏まえるが初心に返り市民の声に謙虚に耳を傾けることを念頭に仕事をしたい、とこういう抱負を新聞に載せていただいているわけでございますが、一つそういった方向で三期目というものを大いに取り組んでいただきたいというふうに思います。 農業振興でなんといたしましても小林市は農業のまちでありますので農家が閏わないとどうしても商店街も閏わないと。これは決まり文句でもあろうかとは思いますけれども、今申し上げますとおり農業をしておられる方は六十五歳以上が相当な方々がおられるわけであります。特に牛養い和牛生産農家におきましても元気な方は八十一歳でも十頭ぐらい養っておられる方もあるわけでございます。しかし中々この飼料の確保ということで飼料の収穫時期に大変苦労をされるわけであります。特に今年もですがイタリアン牧草の収穫時期に雨が多かったりして大変苦労をするわけであります。そういった中で畜産振興の中にも入りますし、また農業振興の中にももちろん入るわけでございますが安心して農業ができるというような方策を是非作っていかなくてはならないと思うわけでございます。特に前後しますけれども、畑灌の中での基盤整備事業というのもあるわけでありますが、しかし前も申し上げましたとおり小規模な農地の整備が遅れておると大変苦労しながら農地を放置してしまうというのが多く今後みられるんじゃなかろうと思うわけであります。特に傾斜の激しい畑とか、また山奥に行きますと猪等が出て作物をやられると。そしてまたたんぼでまいりますと迫田があり、そして用水路の整備が遅れておるので中々水の確保ができないと、そういったこと等があるわけでございますがそういった小さなことについて、市長はどのようなふうにお考えでしょうか。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 確かに迫田でありますとか畦畔部分、急坂部分色々農地には色んな条件があるわけですが、そういうものをやはり作りやすい状態、何でもできるような状態にするには私はやはり耕地整理を中心とした今取り組んでおります畑地灌漑事業を成功させることがまず一番だというふうに思います。従って小さな農地それは一緒にすれば交換分合やなんかで非常に狭くなる方もいらっしゃるだろうと思います。しかしその農地の貸し借りあるいは売り買いそういうものがスムーズにいくためには、どうしても耕地整理が済み農道が通り水が潤沢に来るそういう農地でないと流動化がですね中々私は進まないと思うんです。従ってそういうものをスムーズにやらせるためにも畑地灌漑事業は必要ですし、高齢者の方々が耕作しやすい状態にする、それもやはり畑地灌漑事業としては考えておるわけでありますので、一遍にすべてが片づくというわけにもないでしょうが一番基本的にはやはり畑灌を成功させるのが私は一番じゃないかというふうに思っておるところであります。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 農村整備課長にお伺いいたしますが、畑灌事業でするところはおおかた決まっているというふうに思います。私がいつも思っておりますことは、先程申し上げましたとおり迫田とか色んなそういった小さなところがあるわけです。そういったのもやっぱり今後取り組むべきじゃないだろうかというふうに思いますけれども、その中で色んな制度資金とか、また何と申し上げますか色んな事業があるのではなかろうかと思いますがそういったこと等についてお伺いしたいと思います。 ○下津佐善治議長 向井農村整備課長。 ◎向井大光農村整備課長 お答えいたします。確かに議員がおっしゃるとおり畑地灌漑事業でやる地区につきましては、まあ大きな団地ということで大体二十ヘクタール以上ある団地を選んであります。ただそれに漏れた地区十ヘクタール未満の地域については先程議員のおっしゃいましたようにこう配が急だとか、それから谷間にあって中々手が入れられないとか、そういう地区が多いわけであります。従ってそういう地区を何とか整備をしていくためには事業としてはございます。例えば基盤整備促進事業というのがございます。これは昔でいう団体営事業でございます。国が五十パーセントで県が十五パーセントそして市が十パーセントということで、地元が三十から二十パーセントぐらいの負担ということの事業がございます。それと県単事業としてこれはまことに県の補助が少ないわけでございますけれども、二十五パーセント補助、二十パーセント補助がございます。そうなりますと地元の方が八十から六十五を負担しなければならないという事業はあるわけでございますが、県営事業に比べて農家の負担が非常にこの大きくなるということになります。ただその負担の方法につきましては、百万円の工事費が掛かるとすれば六十五万円が県単でいった場合は六十五万円が手出しということになります。そうなりますとこの六十五万円を十五年償還の三年据置きという償還方法等で今まではやってきた経緯があります。しかし農業情勢を考えますと大変農家の台所も苦しいという状況の中でそういう高額な負担ができるのかどうかということも考えながら、要はそこを耕作してらっしゃる農家の皆さん方の熱意とそれから私どもの方といたしましても色んな事業等をさらに研究さしていただきながら、今後対応をしていかざるを得ないというふうに考えているところでございます。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 今後対応していくという、何か何と申し上げますか、あれやこれやといううちに五年、十年はすぐ進んでしまうわけであります。そのうちにそうした土地はもう荒れてしまったり、そういうふうになってくる可能性が十二分にあるというふうに思うわけです。でありますので今のうちにそういった対策というものはできないかなあというふうに考えるわけでありますけれども、その辺はどうでしょうか。 ○下津佐善治議長 向井農村整備課長。 ◎向井大光農村整備課長 お答えいたします。早急な対策をということで当然私どもの方もそういうことを考えないわけではないんですけれども、ただそういう補助事業でやるとすれば現在の制度の中では今言ったようなことしかないわけであります。従ってそれに市の方で上乗せをして事業をやっていくのか、そういうこと等も考えられると思いますが、しかし御存じのとおり大変厳しい財政状況でもあるということでございますので、本当に農家の皆さん方が苦労されている部分というのは非常に分かるんですけれども、現在の段階では対応の仕方が非常に難しいところであるというふうに考えているところでございます。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 大変難しい質問でありますので、今後色々とそういったものも目に入れて今後取り組んでいただきたいと思いますが、認定農業者これについて農林課長にお伺いしたいと思いますが、認定農業者が四百数名おられると思うわけであります。その中でやはり認定農業者に入っておれば色々な制度資金なり、また色々な指導体制を受けると。その辺のところを詳しく説明していただきたいと思いますが。 ○下津佐善治議長 中山農林課長。 ◎中山敏章農林課長 認定農業者ということで国の方から制度を作っていただきまして、今小林市の方では四百五十六経営体ということで進めておるところでございます。認定農業者制度についてはどういうことなのかということでよく質問等が来るんですが、これにつきましては農業をしていくためにはやはり自分で生きていくわけですので、そのための経営改善をするシステムその制度だということで色々指導をしておるところでございます。経営規模につきましては色々あるわけですが、所得といたしまして五百万円から六百万円ぐらいということで経営指導をしながらこの認定農業者制度を進めておるところでございます。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 認定農業者という中でこの載って見ておるわけでありますけれども、経営規模はそう多くなくてもいいと先程五百万円以上とかの生産収益というのがあるわけでありますけれども、この冊子を見ますとそうでなくても認定農業者に認定されて今後取り組むというふうになっておるわけでありますけれども、そういった面から見ました時にこれから農業やりたいけれども、というふうな方々はどのようなふうに取り扱うわけでしょうか。 ○下津佐善治議長 中山農林課長。 ◎中山敏章農林課長 これから農業をやろうといういわゆる新規農業者と言うんでしょうか、こういう方につきましてはまたほかの制度等がございましてパンフレット等を作って推進をしておるところでございますが、特に新規就農をする場合には規模がどれほどでないといけないということ等はございませんが、ただその中で色々と何と言いますか自分でやりたい農業どういう経営をやりたい農業ということ等で普及所等を中心に指導をしておるところでございます。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 それでは子育て支援についてと少子化対策についてでありますが、子育て支援対策については色々なパンフレットをいただいておりますけれども、少子化において中々全国ランクで言いますと先程言われましたように、一・三人が昨日発表された数字であると。宮崎県の場合は全国でも多い方というふうにテレビで放映されていたようでありますが、小林市の場合はどの程度になっているわけでしょうか。 ○下津佐善治議長 山下福祉事務所長。 ◎山下康一福祉事務所長 お答えします。特殊出生率ということだろうということだろうと思いますけれども、先程企画課長も申し上げましたように人口維持には二・〇八というような数字ですけれども、国が今朝ほど発表しました一・三二、小林市におきましては十二年度に一・八一というような数字、それから十三年度につきましては小林市についてはまだこれは保健所管轄でやるわけでございますけれども、出ていないけども推計では一・八〇からもう一・七台に落ちたかなあというような状況でございます。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 子どもが一向に生まれない色々な状況があるわけでございますけれども、今後二十年後を考えました時にこれは国の考え方もあろうと思いますが、公的年金とか色々な問題に加入というかそういう支える方が少なくなっておるというふうになってくるわけであります。そういったことで国と申し上げますかそういったのがあれば一つお尋ねをしたいと思いますが、今後国民年金がもらえるだろうかと。今の二十歳、二十七、八歳の方が三十歳ぐらいの方々が後二十年した時には、三十年した時には年金がもらえるだろうかという心配もあって未加入者が多いというような話も聞いておるわけですが、そういったところの国の考え方の調査があればお伺いしたいと思います。 ○下津佐善治議長 山下福祉事務所長。 ◎山下康一福祉事務所長 この要するに公的年金、国民年金、医療保険色々な社会保障という一つの中での考え方でございますけれどもその中でも国民年金確かに加入者が少なくなっている、そして滞納も非常に多くなっていると。今年からですかね市町村で扱ったそういう事務を一部国の方に引き上げたというようなことも聞いております。私は今厚生労働白書の十四年度を見ているわけでございますけれども、やはりその中で公的年金制度に対する不安について考えるというのがございます。やはりこの要するに公的年金制度というのはやっぱり世代間扶養を基本とする一つの考え方の中でやっておるわけですけれども、やはりこの少子高齢化が進むことによってやはりこの保険料がやっぱり上がってくるんじゃないかとか。それからそういう世代間、要するに現役世代が高齢者世代を支えるというのがこういう考えですから、その辺のこの不公平感と言いますか世代間の不平等というような認識がやはり生まれてくるんじゃないかというようなことがやはり書いてあるところでございます。しかしながらやはり色々な考え方はあると思いますけども、やはりその辺を損得勘定だけでやはり論じていいものかということもここに書いてございます。それから私的扶養との関係要するにそういう公的年金制度等がなくなればやはりこのじゃあ例えば親は誰が見るのか、扶養そのやはりこの経済的にも非常にこの圧迫して来るんじゃないか、どちらがいいのかというようなことも書いてあるようでございます。 そして最後には持続可能性についてという、やはりこのそういう相互扶助の精神そういうのをやはり作る中ではやはりそのこの年金制度がつぶれるということは有り得ないというようなこともですね書いてあるところでございます。私もやはりこのそういう公的年金制度のときの経済状況とか、そういう場合によって額の多少とかそういうのはあるかもしれませんけれどもやはりそういうのはその時の経済状況に応じた一つの公的扶助制度の在り方というのは必要であると考えております。以上でございます。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 それでは市民病院の改築でございますけれども先程も答弁があったわけでございます。何とか産婦人科が今休止でありまして、非常にある時には不自由ないような感じもしますけれども、休止であれば非常に不便であると。都城、宮崎まで半日、一日掛かりで行かなくてはならないという声を聞くわけであります。そういった声等を少しでも聞いて、聞くたびにいっときも早く改築の方法というのをしていただきたいというふうに考えておるわけでございます。先程も言われましたとおり当初十八年の二月ごろをめどということでありましたけれども、やはり単独であればまだ早めることはできないだろうかなあというようなことも考えておりますがいかがなもんでしょうか。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 病院だけ造ってほかに何にもやらなきゃですねできます。しかし慈敬園の計画の方が早いわけですし、ほかに色々通称申し上げます箱物と言いますかそういうものもほかに考えるわけですので、やはり順番を考えた時にですねそのくらいの時期になってくるんではないかと今思っておるところであります。やはり婦人科だけ作ればいいというわけではありません。診療科目をもっと増やしたいと思いますし、二次救急がもう少し十分にできるような診療体制をひきたいし、この市民病院はこの地方の災害拠点病院に県から指定されておるんですが、それだけの力がないんです今。ですからどうしてもそのようなものを充実するためにはですね、十分研究をしてどういう形の病院にしなければいけないかこれから検討に検討を加えて造ってまいりたいと思いますので、来年でもできるんじゃないかというお考えは少し私早計ではないかと、私はそこまでは考えておりません。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。
    ◆深草哲郎議員 それでは道路行政の方に移りたいと思いますが、現在農道の山田ケ原農免道路があるわけであります。あそこの狭あい部分をもう前々からそれぞれの議員の方々も大山議員も申し上げておりましたけれども改良していただきたいと。又、度々側溝に車をはめたりしておるわけであります。ということで多分平成十四年度に測量等もあったようにするわけでございますが、一向に工事が行われていない。その辺のところをお伺いしたいと思います。 ○下津佐善治議長 阿多建設課長。 ◎阿多寛建設課長 お答えいたします。山田ケ原農免道路通称そうですが、向江馬場・深草線の道路改良カーブ改良のことであります。二箇所にわたりまして非常に道が狭くなって曲がって非常に事故が多いところであります。十二年度に測量完了いたしまして、昨年度用地測量を行いまして土地購入そして工事という段取りでいこうということでですね、予算計上したことは御存じのとおりであります。実際委託に入りまして地籍測量図を取ってみますと、どういうわけか農免道路開設時の土地買収等の関係でですね、実状と登記簿図面とが合わないというようなことが生じておりまして、これの調整がですね中々難しくて今も継続なんですが登記所との調整をしているところです。中々個人的な権利関係ですので、そう簡単にはいかないということで昨年度は工事を見送ったということであります。以上です。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 そうすると見込み等についてはどういうふうに考えておられますか。 ○下津佐善治議長 阿多建設課長。 ◎阿多寛建設課長 御存じのように今あそこの迫といいますか、西諸畑灌の残土をもって埋立てをやっておるわけですが、あれが十八年度ぐらいには終わるんじゃないかと言われております。でそうなりますとかなり用地も少なくて済むし、それから工事費等もかなり少なくなってくるわけですけれども、依然として用地が片付くかどうかの問題は残りますが、それをめどにですね新しく埋もれた土地についてまた再度お願いしていったらどうかというようなことで話は継続しているところです。以上です。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 めどと申し上げましたけれども中々そのめどが立たないような状況であろうと思います。地権者の方々との協議というものをもっとできますならば何とか地元の区長さんなり、また関係者と十分協議しながらなるだけそういった測量等も終わってもう後は工事着工に移るというような段取りができておるわけでありますので、何とか取り組んでいただきたいというふうに思うわけでありますが、十八年度となりますと十二年度からそういった測量をやって相当なわずかな距離と申し上げますかであるというふうに思います。交通安全対策にも非常に必要なところであると思いますが、その辺のところでどのように考えておられますか。何とか協議をその地権者の方々その協議というものを早めていただいて取り組んでいくという方法をいただきたいと思いますが。 ○下津佐善治議長 阿多建設課長。 ◎阿多寛建設課長 当時のですね山田ケ原農免の当時の委員長さんとか、地権者の方々等もいらっしゃるし、もちろん亡くなった方々もいらっしゃるわけですけれども、今申し上げましたように権利絡みの話でありますので中々これがうまくいかない。登記所とのですね話が最終的になるんじゃないかと。登記所の方がこれでいいという話になればですね早急な話もできますが、中々これまでのいきさつ等もありますのできれいにはいかないと。おっしゃるとおり一日も早く我々も開設したいと思っておるわけですけれども、もうしばらく時間をいただきたいと思います。以上です。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 引き続き建設課長にお伺いしますが、前の一般質問の時もお願いしましたけれども、いわゆる災害に適しない災害地ですねいわゆる後三十センチあれば災害に掛かるんだがという土手の崩壊なりそういうのがあるわけであります。中々そういうところを一向にしていただけない。これに対して何かいい方法であるだろうというふうに私も思うわけであります。と申し上げますのも通学道路でもあるし、そして狭い道路でありますけれども朝夕の通勤の車もしょっちゅう通る、そして御存じだと思いますが山陰でありますので両方には木のしば等がありますので、仮にそこでブレーキを掛けたら滑っていくと。悪循環を招くような道路であります。それは両方にわたって崩壊しておるという状況であります。そこに鉄棒にトラロープを張ってやっておられると。いつまでたってもできないのかというふうに言われるわけであります。そういった箇所等も市内には多くあると思いますけれどもその辺の取扱いをお伺いいたします。 ○下津佐善治議長 この際、十分程度休憩します。                         午後二時一一分 休憩                         午後二時二二分 開議 ○下津佐善治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。阿多建設課長。 ◎阿多寛建設課長 お答えいたします。まず全体的な話としまして市内に二十箇所程度あるんじゃないかと。トラロープを張ってもうトラロープそのものが腐っているような状況のところもございます。確かに被害が小さくてそしてなおかつ通行量が少ないとかですね、林道関係そういうところが多いような感じがします。極端な例、災害に掛からなかったもちろん危険もないというようなことでもあるわけですけれども、議員の今の要望箇所については人家に近いところで通学道路等でもあると。そういうことで調査は何回もいたしましたが、地権者の理解が得られないとかですね、そういうことでもあります。それから場合によってはもう少し災害が膨れるかもしれない、なおかつ近ければですね合併して一緒に採ろうとそういうようなところはちょっと時間をくださいというようなことであるわけですが、これについてはこちら側の考え方ですので、時間がたって危険であるというようなところは早急に調査をしまして何らかの手を打てるようにしたいと思います。以上です。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 それでは畜産課長にお伺いをしたいと思います。優良子牛の補助事業というのは県の事業であると思いますけれども、それに対して各市町村のそれぞれの担当の課長、職員の方々も協議会には出席されるだろうと思うわけであります。そこで郡選一等賞以上に十万円の優良子牛補助というのが出ているようでありますけれども、ちまたではやはり郡選一等賞と二等賞、見ようでは一等賞かもしれないという牛も二等賞になってしまう。その日の立ち方次第で二等賞になってしまったりする牛もおるわけであります。せっかく郡の品評会まで持って行くということはそれなりの生産農家の熱意ももちろんでございますがあるわけであります。そこで十万円だけを一等賞にやるということよりも二等賞にも三万円なり五万円なりの方に持っていくようなこと等を提案していただきたいというふうに考えておるわけであります。その辺のところをお伺いしておきたいと思います。 ○下津佐善治議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。この優良子牛の保留事業につきましては、先程事業団の資金と申し上げましたが原資は事業団であるわけですが、元々は生産者の皆様方が支払われたお金であります。いわゆる安平なら安平のストローの代金の中から積立てをしておくという事業であります。従いまして私どもとしましては議員おっしゃるとおり全員の方々に満遍なく平等に行き渡るのが一番いいベターなやり方だというふうに思うわけです。そこでえびの市と小林市、須木村は実施してないわけですが上乗せをやっておりませんが、高原と野尻は実施をしております。高原につきましては十万円を上乗せをしておりますけれども、これは高原町内の牛に限るという制約がありまして非常に高原の雌子牛の郡選級は非常に高くなります。従いましてそこら辺りを考えると売る方はいいんですが買う方はものすごく競り合って高くなってしまうと。そこに不平等性も出てくるし、色々話もあるんですがそういった改良・増殖と言いますか西諸の改良は二市二町一村の中で改良を進めていくんだよという観点から西諸県郡市和牛振興会というのを組織しておりますが、その中で色々ストローの件、改良の目標の件色んなことを決めていくわけですからどうもその点が不都合だというようなことで、本年度から郡の和牛振興会の会長さんに小林市畜産振興会連合会の理事長さんが就任をされました。そこで先般小林市だけで話を申し上げたんですが、そこら辺りの先程議員おっしゃいました二等賞にもという意見でございますが、そういったことをもう一回検討し直そうという意見が出ております。以上です。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 野尻と高原がそういう事業をやっておると。一回の競り市に五頭程度だろうとは思いますけれども、年間五十頭五百万円の金額になるわけでございます。一部の方々がそういった恩恵に受けるということで、私もどちらかというとそちらの方は別な方向で末端の農家に畜産生産者に何かの方法を持っていった方がいいんじゃなかろうかというふうに思うわけであります。そこで先程も申し上げましたけれども、イタリアンの収穫時期には大変天候が悪いと。そういうことで今昨年ごろから宮崎市内の畜産農家の方々は、ビニールの加工品でイタリアンのこん包を後一日干せばいい乾草ができるというのが天候の都合で前の日にこん包をすると。そういったことになりますと出来が大変悪いわけです。そこでその言い換えますればロールラップと同じ仕組みのイタリアンの収納ということで、小林JA農協でも加工しておられるそうでありますが、四メーター四メーターの五メーターのビニールを加工してそれにそのこん包したイタリアンを乾草を入れて密閉すると立派なサイロ状の飼料ができると。又、非常に持ち運びが簡単でいいと。そして畑の隅っこでもシートを広げてその上に収納できると。色んないい面もあるし、またあるようであります。そこで畜産課の方で協議しながらそういったビニールの加工品を開発と言いますか、そういった方法で何かの方法で生産者に配布じゃありません、これは原価でもいいし、そういった方法で取り組んでいくならばやはり生産農家の方々が安心して、年寄りの方々はロールラップにしていただくことはいいんですけれども、持ち運びが大変苦労するということで大変難儀をするようでありますので、そういった考え方を持っていただいて和牛振興に取り組んでいただければというふうにも考えておりますが。先程言いましたように一頭当たり十万円ずつの補助をして、一競りに十頭、仮に十回あれば一千万円の補助を出すというのもそれ限りの方々ばかりでありますけれども、やはり約一千戸ぐらいの今一千戸ありますかね和牛生産農家が、そういった中で必要である方も非常に多いと思いますので、そういったビニールサイロの開発というものは考えてみる必要はないでしょうか。 ○下津佐善治議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。このビニールにつきましては県内では東諸の地区が既にこれで実施をしております。小林市も何軒かの方がこれでコンパクトの乾草を収納をしておられます。しかし確かにいいわけですが、ビニールの方も薄いやつであればもうすぐ破れてしまうと。少し厚めになると価格が高くなるというようなことで、大体メーター当たりにしますと大体四百円から五百円ぐらい加工賃まで入れて掛かるということですので、大変四メーターか五メーターぐらいのやつでありますと安く上がるわけです。そのようなことで一応農協の資材の加工センターの方とも問い合わせをいたしておりますが、非常に今日議会が始まる前に農家の方がおいでになりましたが、そういった物はないかということでお話もいただきましたので、今後農協さんと一緒になって考えていきたいというふうに思います。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 それから庭先検査というのを長年の要望としてありましたところが、今年の五月から庭先検査が実施されたところでございます。しかしながら三松地区が一箇所だけ集合検査ということになっております。しかしそこでちょっとお尋ねしますけれども、今既存の集合検査の施設これの管理によって三松地区は集合でないといけないというような話もお聞きしたわけでございますが、各七つの施設がございますがそちらの方の今後の管理というものはどのようなふうにして取り組まれる予定でしょうか。 ○下津佐善治議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 はいお答えいたします。生産検査場につきましては、地方競馬協会の補助金をいただいて造ったわけであります。その後色々と傷んでまいりましたのでおととしまで全検査場を塗装をし直したりとか色々やってまいりました。しかし三松地区が一番最後にできたところでございますので、まだ三松地区が一番新しいわけですが、他の地区におきましては利用について色々検討されておりますが引出しをやっておったところをゲートボール場あるいはグラウンドゴルフに利用したらどうかという話が出ておりまして、実際もうゲートボールに利用されておられるところもあります。それから建物の管理につきましては、依然として振興会の方にお任せをしておるわけですが、東方地区におきましては一部を畳を敷くようにして座談会等に利用したらどうかという意見も出ております。従いまして今後畜産振興会連合会を中心として維持管理等につきましても利用につきましても色々と検討をしていきたいというふうに思っております。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 あと一点だけ市の共進会が先般行われまして盛大に開催をされたわけでありますが、小林市だけ非常に日程があやふやと申し上げますか定まってないというふうな御指摘をいただきまして、どのようなふうに日程を取り組まれるのか。もう須木村にいたしましてもえびの市におきましても他市町村はすべて日程どおりに年間行事の中で組まれておる、ちょうど季節柄もいい時期というふうに聞いておるわけであります。今回も小林市の場合はちょうど田植半ばでもあり、また梅雨時期でもある、非常に日程的にちょっと畜産農家には大きな物を移動してさせてすることですので、一番適期の時期というのを定めていただければもっと畜産のまち小林として繁栄されるんじゃなかろうと思うわけであります。特に畜産市の畜産共進会というのは大変みんなが楽しみにしながらそして一つの祭りと申し上げますかそういった気持ちもあると思うわけであります。そういったことからもう少し多くの方々が参加、出席というかそういった畜産農家が総出で参加できるような催しというものに取り組まれる計画が必要じゃなかろうかと思いますが。 ○下津佐善治議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。実は本年度につきましては六月十二日を予定されておりました。これにつきましては農協の品評会との絡みもありましてただ単に譲り合わせができないというようこともございまして、それと五月に開催したらということでございましたが、統一地方選挙があるというようなことで六月に回したと。その前は七月にやっておったわけですが七月がちょうど暑くなりまして、おととし搭載馬が熱射病のため死んでしまったというようなこともありまして、どうしても七月にはできないというようなことから六月になってしまったわけです。それで県の共進会が二年に一回開催されますので県の共進会がない年については十月にもう決めてしまおうと。それからある年については三日の共進会にも県の共進会の候補牛が数十頭出ておりましたけれども、どうしても八月に決選がありますからその前に実施をしたいという考えもありますので、四月では早すぎるとなりますと六月しかないと。七月は暑すぎるというようなことでございますので、もう一回連合会を中心にして検討していきたいというふうに思います。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 最後と言うかもう一点だけ一つ残っておりました。畜産廃棄物いわゆるふん尿じゃなくて、先程も申し上げましたけれども購入した乾草のこん包のひも、またロールラップの中のひも、またそのロールラップですねそういった物等が相当出てくると思うわけであります。これについての処理というものはどのようなふうに取り組む予定であられるのか。特に今年なんかは白いラップの飼料が相当取れているようでありますけれども、相当量のラップの量ではなかろうかと思うわけであります。各農家で色々話をしてみますと北清に持って行くという方もおられますし、またそうでなくよく燃えるので裏で焼くという方もおられるわけであります。私は家庭のごみはビニール一枚でも燃えるごみの中に入ってればルール違反と言われるぐらい今一生懸命に取り組んでいただいているわけであります。畜産の廃棄物という物は相当量であるというふうに思うわけでありますが、この指導体制というのは今後どういうふうにして取り組まれるのかお伺いします。 ○下津佐善治議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 はい、お答えいたします。議員おっしゃるとおりこのラップピングフィルムが一番処理に困っておるわけです。従いまして農業用ビニールと一緒の形でデポジット制度に持っていったらということで現在農協と協議を進めておるわけですが、まだこのデポジット制度に加入できますと金額も安くなるわけですが、現在は加入しておりませんのでキロ当たり二十六円二十五銭掛かるというようなことで、農協さんと一緒になりまして特に小林市の場合はこのラッピングフィルムの購入先が八割が農協でございますから農協の資材でございますから、これを何とかしようということで農林課の担当の方々とも相談を申し上げながら今農協と協議中であります。そこで何件か燃やしたりして苦情の電話があったりするわけですが、どうしてもこれにつきましては年間約四十五、六トン出ております。従いまして今後は農林課含め農協とデポジット制度の在り方について検討をしていきたいというふうに思います。それと農家指導につきましては生産検査で回りますのでその折に色々と指導をしていまいりたいというふうに思います。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 もう既にですよそれをどんどんやっておられるわけです。だから検討とかというのには時間が掛かるのではないかと思いますけれども、ここも早くこのことについては対処していただきたいというふうに思います。それともう一つ先程申し上げましたとおり乾草、牧草をこん包してあるビニールひも、これはどのような処理をするように指導されるわけでしょうか。 ○下津佐善治議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 はい、お答えいたします。これにつきましても集送センターに持って行くように指導はしております。ただ先程申し上げましたように有料でございますので、中々自分ところの小屋の隅とかにしまってしまうというような状況であります。なんとか集送センターに持って行くように今後は指導していきたいというふうに思います。 ○下津佐善治議長 深草哲郎議員。 ◆深草哲郎議員 市長にお伺いしたいと思います。今申し上げたような廃棄物があるわけであります。特にビニールのひも等においては市のごみ袋あれに入れて出すことはできないものか。畜産廃棄物と申し上げますかその辺のところはちょっとお伺いしてみたいと思います。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 これは産業廃棄物じゃないんですか、これは結局は。私はそう思うんですがね。であれば市でもって処理するということについてはですね北清でやってもらえればもちろん一番いいわけでしょうが、やはり農協さんが一箇所に集約しましてそれをどちらかの産業廃棄物の処理できるところにですね委託なさるという方法しか私はちょっと思いつかないんですが、一般廃棄物であれば市で収集して持って行くことは可能だと思います。しかし事業を起こしてそこで出るごみということになれば一般廃棄物でしょうか、その辺りちょっと考えさせいていただきたいと思います。 ○下津佐善治議長 次に、松元朝則議員の発言を許します。松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 まず始めに、市長におかれましてはめでたく三選を果たされました。これからの四年間の市政運営を多くの市民の方々が託されたわけであります。決して平たんな道ではないと思いますが公平公正な市政運営を御期待するものであります。改選後初めての定例市議会であります。選挙期間中市民の方々から様々な意見・要望をいただきました。執行権者である市長におかれましても私達議員以上に多くの意見・要望をいただいたものと推察いたします。今議会は信託をいただいた四年間のスタートでもあります。重要な問題や課題が山積をしていますが、焦びの急とでも言える市町村合併問題や行財政改革、市民病院問題を中心に質問してまいりたいと思います。 始めに、市長の政治市政について三点質問いたします。一点目は市町村合併問題についてであります。これまでの協議を踏まえ法定合併協議会の移行はあり得るのか。又、九月議会に提案できるまでに状況は煮詰まって来ているのかお尋ねをいたします。 次に、総合計画と行財政改革について、ここ数年の国の地方財政計画を踏まえ今後の財政の見通しはどうなるのか。又、どのように認識されているのかお尋ねいたします。 住民基本台帳ネットワークについては自席より質問をいたします。 次に、市民病院の経営と産婦人科休止について質問いたします。市長は広報こばやし六月号で産婦人科の再開を早めるためには、単独で進めざるを得ない状況になっています。単独で事業を進め仮に合併ということになればそこを拠点として規模の拡大を図ることも視野に入れて建設計画を進めていきますと述べておられます。一方、市民病院の建替えについては早急に検討に入り二〇〇六年度をめどに建設を進めたいとも述べられています。それでは一体病院改築基本計画の策定はいつ出来上がるのかお尋ねをいたします。一回目の質問を終わります。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 お答えいたします。松元議員も今回六選目ですか、当選をなさいましておめでとうございました。これから一緒に市政発展のためにお互いに知恵を出し合いたいというふうに思っております。御当選おめでとうございました。 その間色々おっしゃるとおり私どもに対しては市民の要望が色々集中して来るわけであります。当面する問題として市町村合併、あるいは病院の改築、あるいは総合計画の中で財政的にこれからの行く末はどうなるかと最も基本的なことだろうというふうに思います。お答えをしたいと思いますが、市町村合併につきましては任意合併協議会を立ち上げまして、二市二町一村の対等合併と言いますか同じ立場での合併を考えて今色々協議をしておるわけであります。財政シミュレーションはじめ、それぞれの部門で担当する職員同士の色々な問題のすり合わせ等もずっとやってまいりました。それをまとめて今協議会等にお諮りしながらこれをどういう形にして地域の住民に知らしめるかということのまとめを今しておるところでございます。従ってそれを小林市の場合は小林市民に、ほかの市町村についてはそれぞれの市町村の皆さん方に説明をして、合併とはこういうものであるとこういう状態になるというようなことを説明をした後にアンケート方式あるいは住民投票になるか分かりませんけれども、それぞれの市町村で住民の意思を問うということをなさると思います。従って今これがどのような方向に進むのか、法定合併協議会まで行くことを思うかという議員の御指摘でありますけれども、私もまだそこまでは分かりません。正直申し上げて法定合併協議会まで進むような方向で行くのか、あるいはこれが各市町村それぞれ温度差がありまして合併には足並みがそろわないということもないとも言えないと思います。従ってこれからの二、三箇月が大変重要になってくるというふうに思っておるところであります。今日の新聞に綾町が合併はしないということを決定なさったようでありますが、そのようなものが宮崎県内で各市町村に波及していくようなおそれもあるかもしれないというふうに今思っておるところであります。 次に、総合計画の中の財政についてでありますが、これ私よりも財政課長の方が将来のシミュレーションについては詳しく説明できると思いますので詳しい説明は財政課長にしてもらいたいと思いますが、いずれにしましても私どもが置かれておる地方自治体が財政的に将来楽な方向になるということは私はないと思います。やはり厳しくなっていくと思います。ただ地方交付税が減額をされ、補助金をカットされ、そして財源を委譲されないというようなその三位一体が、私どもが考えております地方自治の方から考えおります要望と逆行するんであれば、地方自治体は私は今後相当苦しくなっていくだろうというふうに思います。合併することによるその特例債でありますとか、そういうものを利用して一時的にはしのげるかもしれませんが、やはり財源移譲というものが根本的に地方自治体に回らない限り地方の財政は楽になるということはないんではないかと。六百八十兆円を越す国債の残高であります。従って国としても大変でありましょうけれども、私ども自治体も市税は減額、地方交付税は減額、そして補助も少なくなるというようなことになればこれはやはり相当予算を組むには苦労が多いだろうというふうに思っておるところであります。細かくは財政課長から答弁をさせたいと思います。 市民病院の改築でありますが、確かにコンサルタントに委託をしまして当市の市民病院の改築にあたってどういう方法が考えられるかを委託をして成果品として上がってまいりました。議員の皆様方にはお配りをしたわけでありますが、やはりその中では基本的にはやはり西諸の中核病院として二百床程度の病院に改築をするべきであると。ほかのところはサテライト診療室、有償の診療室でもいいからそういう形で残した方がいいというのがシミュレーションと言いますかコンサルタントに委託をして上がってきた成果品の大体のその答えではなかったかというふうに思います。しかし御承知のとおり当地域には三つの公立病院があるわけでして、その三つの公立病院が私のところは一応全体計画として考えたわけですけれども、ほかの二つの病院についてはそれぞれ計画を別にお持ちでありまして私どもと一緒に病院の改築をしようというお考えは今のところ見えてまいりません。従って単独で出発をせざるを得ないんではないかというふうにお知らせと言いますか、市報に載せたわけでございます。合併と微妙に関連がありますことはもう申し上げるまでもないと思います。合併がスムーズに進むとすればその中でまた検討をすべきことであろうというふうに思っておるところでございます。 それと基本構想の構想はできておるんですが、計画につきましては今年の当初予算に計上してございます。従ってこれから詳細な計画を立てていこうという考えを持っておるわけであります。出来上がりがちょっと今のところちょっと申し上げられませんが、できるだけ早く基本計画を策定をしたいというふうに思っております。以上で私の方から終わります。 ○下津佐善治議長 吉丸財政課長。 ◎吉丸政志財政課長 お答えいたします。先程市長の方から全体的なお話がございましたけれども今後の財政見通しということでお尋ねでございます。 現在財政課におきまして五箇年の財政計画を作成中でございます。今、国におきまして三位一体の論議が進行中でございますけれども、非常に国における地方財政とまた当市における財政計画は密接な連携を保っているところでございます。そういう中で将来の見通しというものが大変不確定要素がある中での策定でございますけれども、ある程度申し上げてみたいというふうに思っています。歳入につきましては過去景気の低迷におきまして今後五年間十九年度を想定してみますと、約一億円程度の市税等が落ち込むのではなかろうというふうに考えておるところでございます。それと歳出につきましては一番唯一の自主財源である交付税についてでございますが、現在地方分権推進会議の中で三位一体改革が論議が進められていると。このような論議が進んでいきますと唯一の自主財源である交付税が減少いたしますと、義務的経費を除いた普通建設事業に充当する一般財源が大変厳しくなることが必至でございます。過去の交付税の状況を見てみますと、十四年度と十三年度で比較して見ますと交付税が二億三千万円減額されております。また十五年度当初計画と十四年度の既に決算は終わっておりますけれども、比較してみますと三億六千万円の交付税の減とこういう形で国の財政計画が二パーセントずつ規模が少なくなっている状況の中で、こういう形で落ち込んで来ますと今後の市民要望にこたえる普通建設事業に充てる一般財源というのが大変厳しくなっております。そういう中で現在第四次総合基本計画に基づく実施計画を組んでおりますけれども、実施にあたっては大変厳しい査定をせざるを得ないという考えに立っているところでございます。今後五年間の中では今の段階では、十八年度から厳しくなるんではなかろうかというようなふうに推測をしているわけですけれども、こういう時点で国の動向によってはまた好転するのか、それ以上も早く前倒しで来るのか、そういうことを常に私も新聞紙上等を見て自分の我が財政を見つめている状況でございます。今後色んな事業の推進にあたりましては可能な限り客観的な分析の検討を加え事業内容の必要性、緊急性、有効性を総合的に勘案の上厳選し、やはり社会経済に即応した施策で真に必要なものは積極的に予算編成に盛り込んでいきたいという考え方で現在はおるところでございます。以上でございます。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 それではですねまず市町村合併問題についてお尋ねをいたします。協議会設立時に議案第六号で確認をされましたこの合併協議項目の取扱い方針というのがございますよね。その(二)の①②③ですね。いわゆる①構成団体の住民が等しくサービスを享受することができ、住民福祉が向上することを原則とする。②具体的な手数料、使用料等に住民が負担する事項については、極力負担増にならないよう努めるものとし、負担増を伴うものについては、具体的な理由等を明示する。③厳しい財政状況を踏まえ、真に住民に必要な事務事業であるかを総点検するなど十分な見直しを行い、健全な財政運営に努める。この三つについてですね今日までの検討結果はどうなっているのかですね。お聞かせいただきたいと思います。 ○下津佐善治議長 この際、暫時休憩いたします。                         午後三時〇三分 休憩                         午後三時一五分 開議 ○下津佐善治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。黒木企画調整課長。 ◎黒木英夫企画調整課長 松元議員にお答えいたしますけれども、この任意協議会の第一回目の会議で確認し合いながら決定しましょうということで先程お話がありました三つの項目を決定させていただきました。と言いますのは合併する場合にはサービスの低下を来さないようにとか、あるいはまた負担増にならないようにとか、色々財政的なことを考えながら健全な財政を運営しようというような一つの原則を決めて各市町村の事務事業のすり合わせを行ったところでございます。そしてその各市町村のすり合わせを事務事業を拾い上げて大体四百七十五項目こういうふうに冊子でまとめておるわけですけれども、この中で部会を五つ作りまして総務部会、企画部会、厚生部会、産業建設部会、文教部会こういうふうに五つに分けてその専門部会の中でこの項目を全部審議をしたということでございます。従いまして先程のその基準と言いますのは、現段階では飽くまでもみんなこういう基準を持ちましょうということで決定して、今度またこの詳細につきましては法定協議会でその基準に基づいてやっていくということが決定されることになろうかと思います。従いまして現段階ではこれは一つの基準としてみんなで認識し合っているということでございます。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 大体そういうお答えかなあという想定はしたんですが、それじゃですねお尋ねいたしますが、今回それぞれ五市町村から色々財政関係出されましてシミュレーションが出ましたよね。色々検討をその①②③で検討されたきたと思うんですが、そして時期的にはもう私達にずっとこの今日まで説明があってるのは、平成十七年三月までに合併するとすれば色々逆算して本年九月議会にそれなりのこの各五市町村での法定合併協議会に移行する議案を出さないと無理でしょうと。こういう日程的にはそういう流れになってきてますよね。今年一月九日に任協が立ち上げられましてずっと今日まで各五市町村のそういうこれまでの色んな市民サービス、市町村の各やって来ているサービスメニューだとか色んなそういう等々を出して、一つのこの①②③の基準に基づいて出し合ってきているということですよね。じゃそうしましたらその結果は色々あるんでしょうけれどもおおむねどうなんでしょうかと。私は冒頭煮詰まっているんですかと問うているのはそういうことなんです。いつごろまでにそういうのがきちんとですね我々市民に公表できるんですかと。今まで回覧板等で市民にお知らせが来ているのはこの四号までですよね。私これを見てまして市民の皆さんが本当に合併してもいいんだという判断に立てるのかなと思うんですね。どうなんですかね。だからそこの中身をお聞きをしたいわけです。じゃ三つの資料に基づいて検討してきているんだが、じゃこれまでの検討の中身はいかがなんですかとお聞きをしたいわけです。 ○下津佐善治議長 黒木企画調整課長。 ◎黒木英夫企画調整課長 その中身ということですけれども、すり合わせの中で二市二町一村同じようなものにつきましてはもう完全にそういう方向性が出ると思いますけれども、例えば極端に言いますと公共施設の使用料等の違いがございます。それとあとまた町村と市との税金等の均等割等の違いがございます。そういうものにつきましてはどうしても任意協議会の中では結論が出せ得ません。従いまして先程五市町村での法定協議会ということでお話がありましたけれども、そういう法定協議会ができれば正式にその中で実際に新市になった場合にはこのこういうことになりますということで示されるということになります。従いましてそれが任意段階でも示されないことはないんですけれども、そこまで先程市長がお話されますように意思統一と言いますか、その合併しようという雰囲気が中々盛り上がっていないというのが一つはございます。従いましてそこまで踏み越えられる部分もありますけれども、どうしても法定協議会でないと議論が進まない、議論ができないという部分もございますので、煮詰まっている部分と言いますのはそんなに大きいものではないというふうに思っております。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 先般出されましたこの財政シミュレーションの中でですね、三ページ目に推定フロー図が書いてあります。これを見た時にですねそれぞれ五市町村色々数値の取り方あるのかなあと思いつつですね、ちょっと気になるのはですね、小林市平成三十一年になりますと投資的経費はゼロとこういう形となっております。須木村がもうゼロどころかマイナスで平成二十七年にとてもじゃないけど投資的経費はゼロと。こういう格好が出まして後えびの、高原、野尻、この総体五市町村で新しく市を作った場合、これまた平成三十一年には投資的経費はゼロに落ち込むと。こういうことにいうのがシミュレーションとして出てるわけですよね、さてこれらを見てどのようにお考えになっているんでしょうか。どのように判断されますか。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 協議会の中でそのことについてもほかの市町村から意見も出されたわけでありますが、おっしゃるとおりこのシミュレーションで行きますと平成三十一年度ごろからはですねどこの市町村も合併しなければ、もう当然私のところは平成二十九年ごろがぎりぎりになっているんです。で合併したとしても三十一年ごろからですねやはり投資に回す金と言いますか、それが払底して来るだろうという予想はこれでいけばそうなるんですが、やはり色々各市町村で合併した段階でですねやはりその節減と言いますか、そういうようなことも当然出てくるでありましょうし、投資的経費をそこまでつぎ込まなくてもその一つの市の運営はできるんではないかというような状態になっていくという予想はですねこうつくんではないかと思うんです。このとおりいくとは私どももこれ驚いたわけですけれども、このとおりいくんであればですね合併をさほど急ぐべきじゃないじゃないかという意見もですねそれは出てくるのは当然だと思います。しかし今の平成今十五年度ですが十七年から少なくとも三十年ごろまでの間のですねその財政状況というのはこれは特例債等の利用もできますし、特別な援助といいますか助成も期待ができるわけですので、その間は合併した方が私は財政的には余裕が出てくるんではないかというふうに思っておるところであります。確かに御指摘のように、このまままいりますと三十一年以降についてはですね合併した後の新しい市についても少し財政的には不安なところが出てくるんではないかというふうには思っております。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 まだいまだにですね財政課からは我々議員に今後の財政シミュレーションが提示をされてません。私は昨年の三月議会からそのお話をしています。小林市第四次総合計画が策定されましたけれども、そして三年ごとの実施計画ですねこれも提示されましたが、じゃ一体全体これから向こう例えば三年とか五年とか、あるいは十年ですね一定の見通しこれだけは是非義務的な経費だとか分かりますよね。そういうものがやっぱりきちんと出されないとここにですねこの合併のやつのシミュレーションで出た時に小林市はこんな状態かよと、そう我々は出たやつを率直に見ざるを得ないわけですよね。そして仮にこの合併は一応おいとったとしてもですねこれからの財政は大変厳しくなりますよとおっしゃっているわけです。私もそうだろうと思います。国の地方財政計画を見てもですね怖くなるほどですから、そういうことを見ていきますとはてさて一体どうなるんだろうかと。こういう不安、懸念をですね私は抱くわけです。で財政当局においてはですねその小林市の財政シミュレーションをいつお出しになるんですか。昨年から出します出します、今検討中でございますとおっしゃっているわけです。そういうものがないとですね我々も九月議会に議案は出ないのかなという今印象を持ってますけれども、法定合併の出ないのかなという私は印象を持ちましたけれども、しかし我々も議決をする以上ですね判断材料というものをやっぱりきちんと養っておかなくちゃいけないわけです。何をもって合併を是とするのか、何をもって合併を非とするのかですね、これは重要な今選択が迫ってきているわけです。いつこの小林市の財政シミュレーションはお出しになるんでしょうか。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 市のそのシミュレーション五箇年計画についてはですね、今策定中でもう間もなく出来上がるようでありますので、もちろん議会にはお示しするということになろうかと思います。これは前に西諸全体のシミュレーションなんですが、これについてはですねある市の方からまだこれは策定協議会にかける以前にですね粗ずりの段階でこれを発表しようという申し出がありました。で私はまだ協議会にもかけてないし私自身が見てないんだからそれはできないということでお断りをしたんですが、一応これを全員の協議会にもかけましたしみんなが認識は一緒に共通のものを持っているわけですから、これはもうお出ししてもいいんじゃないかと事務局にそのように私指示をいたしました。ですから各市町村にはお配りしてあります。七名の委員さんにはそれぞれお渡ししてあるわけですが、それを発表されることは構いませんということを協議会の中で確認をしてそれぞれの市町村でこれは出されておるんではないかというふうに思います。従って全体のシミュレーションはそのような取り扱いをいたします。ただ市の五箇年計画については完成次第お示しするようにいたします。 ○下津佐善治議長 吉丸財政課長。 ◎吉丸政志財政課長 その前に若干お断りを申し上げたいと思いますけれども、先程私が答弁の中で地方交付税について自主財源という発言をしたことについて依存財源ということで訂正してお詫びを申し上げたいと思います。先程市長が申し上げました五箇年計画についてでございますけれども、提出時期ということにもちろん九月議会までには出す予定でございますけれども、もちろん今お話のとおり西諸なんですか住民説明とか、あるいはそういうものが連動されるようなお聞きをですね承りますので早い時期にお示しをできるように努力したいというふうに考えておるところでございます。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 やっぱり今後の見通しはですねしっかり我々には提示をしていただきたい。そうでないとですね議論がどうも前に進みませんので早急な提出方をお願いしたいと思います。ところでこの市町村合併の問題ですけれども、市町村民の中にはですね私も色々あちこち会う機会がありまして色んなお話をお聞きするわけですが、市町村民の中には昨年十一月この全国市町村会から出されました「今町村は訴える町村の新しい自治制度に関する研究会」中間報告のとおりですねこの政府の一方的な押し付けの合併に地方自治が崩壊するのではとの不安や不信感がですねあるいは疑問あるいは警戒する声、意見があることも私は事実だと思います。このような声はですね意見に協議会はどうお答えなのかそういうのが議論になっているのかですね。例えば我々小林市は積極的に中々やると対等とは言いつつも吸収されるんじゃないかとか色々我々小林市に住んでいる者としてはですねそういう気持ちが市長もおっしゃったようにあるかもしれませんが、片や町や村という立場から見るとどうもおれたちの自主性が失われていくんではないかという色んな懸念がですねあります。私根強くあるとこれは言ってもいいんではないかと思うんですがね。そういう議論というのが協議会の中で議論されているんですかね。そういうそこまで議論するような場じゃないとおっしゃればそれかもしれませんけれども。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 協議会の中でですね五回やったわけですが、最初の二、三回はですねそういう意見が突如として出ることがありました。小林市だけがよくなるんではないかと、私どものところはよくならないんだということをはっきり言われる委員の方がおられました。私も驚いたわけであります。しかしそういう受け止め方をされているそういう方もおられまして最初は中々意見がかみ合わなかったんですが、最近はですねそのような意見は出てまいりません。ただそれぞれの市町村には文化があり伝統がありそういうものを強く考えてそういうものがなくなることに対する一つの懸念とか寂しさとかそういうものはお感じなっている方がおられるように受け止めますけれども、しかしどこどこだけがよくなるというような極端な意見はですね最近はあまり聞かなくなったわけであります。しかしそれだからと言ってそれじゃ二市二町一村、法定合併協議会に移行して合併を進めようではないかという意見はですねまだ出てくる雰囲気は今のところ感じてないわけであります。ただ議員がお示しになったその月一回出しておりますその広報誌みたいなやつなんですが、それも大事なんですけど今まとめておりますことをもう少し分かりやすい形にして、説明会の時にはそれが提示できるようにそういう資料を作んなさいということで今事務局には指示をいたしております。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 次にですね、私はずっと不満と言いますか疑問と言いますかねずっと抱いているのがあるんですけれども、県が色々この合併問題につきまして研修会ですとかあるいは後援会とか色々企画をして随分と我々も行きました。もう数えればどれぐらいでしょうかね二十回ぐらい行っているんでしょうかね色々なそういうのを含めてですね、この中で私はいつも思うんですけれども、どうも単なる国のですね押売、押し付けだけではないかという印象をですねまだぬぐい切れてないんです。一体全体じゃ国は合併しなさいと言っているんだけれども、県は何をおやりになるんですかと、県は何ができるんですかと。三年前ですかね地方自治法等関連の色んな法律が四百七十五本ですか改正をされまして、圧倒的部分は県知事の方に権限が委譲されました。そして市町村にはわずか小林市は五つでしたかね三つでしたかねそんなところで地方分権だって言ってみたってそれぐらいのことなんですね。私はその中でいつも思っているのは、じゃ八万なら八万の市ができるとしますよね。じゃそれが財政的な措置をしますよと言ってみたって問題は基幹産業である農畜産林業が本当に発展しますか。ここの基幹産業が発展していくということなしにですね地方自治がちゃんと将来に向かってですね発展していくという保証はないわけですよね。そういうもっと言えば税源だけの問題じゃなくてもっと大きな施策の問題ですね国の施策にかかわる問題、そして県は一体全体この合併についてどういう地方自治をもっと発展させるためにどういう手だてをするんですかと。ただ単に各市町村に任意合併協議会や法定合併協議会ができればそれなりの一定の財政支援しますとか言ってますけれども、そんなのは私は話にならないと思っているんですね。県はこういう権限を委譲しますよとかいうそういうメニューを指し示していくべきだと私はそんなふうに思っているんです。そういう意味で非常に不満を感じているわけですけれども、任協ではどういう議論がされているのか、そういうのを議論されているのかいないのかですね一つお伺いしたいと思います。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 任協においてはですねそういう議題は中々出てこないわけでして、今事務局が各市町村の色々な部門にわたるすり合わせが中心でありまして、県の権限がどうとか県に対してどうとかということはほとんど出てまいりません。ただ県が私どもに指導と言いますか一番最初の段階であったんですが、申入れがあったのは任意合併協議会の事務局に県の職員を派遣してもいいということを盛んに言って来られました。そこで私お諮りしたんですが、ある首長さんからいやそれは必要な時に来てもらえばいいじゃないかとずっといてもらう必要はないんじゃないかという意見が出されまして、お諮りしましたらその意見が一番多かったもんですから県に対する職員派遣は要請をいたしませんでした。従って今小林市から二名、えびの一名、高原一名、野尻一名、須木一名、そして臨時職員が一名で今事務局を構成をして色々な資料を作っておるわけであります。で県に対して要請する必要はないかということを私言うんですけれども、今のところまだそこまでどうしてもほしいというような意見は今のところ出ておりません。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 じゃ一つ私は要望をですね是非しておきたいなあとそういう議論になるのかならないのかちょっと今市長の答弁でちょっと不安ですけれども、今国では地方制度第二十四次、二十五次かな二十六次ぐらいですかね地方制度の色んな審議もされていますが、これからのやっぱり地方自治体がやっぱり自主性を発揮しながらどう発展させていくのかという点でいきますと、一方今任協だと言ってもですねやっぱり下の方から議論した積み上げたものを県なりあるいは国ですねこういうことをやっていただかないと我々はただ単に特例措置だけでは困りますよと、もっと自治体から押し上げていく意見というのが私は重要ではないかなあと。色んなことをすり合わせをしてやってみてここはやっぱり例えば八万市になった時に県がこういう権限を仮に西諸市だとすればですね、西諸市に委譲してもらわなくちゃ困る、そういうやっぱり議論がですねしていただきたいなあと私は思うわけですね、そういう御要望を是非しておきたいと思います。 次に、第四次小林市総合計画と行財政改革についてですね何点かお尋ねいたしますが、先程財政課長の方からも御答弁ございましたけれども、十三年度地方財政計画以降ですね財政状況は大変この厳しさを増してきていると言えると思います。十四年度では市債と公債費が逆転をしましたよね。つまり返済、公債費より借入れ、市債の方が大幅に増えてきているという状況であります。これまでは毎年公債費の方がやっぱり上回っていました。今後もこのような状況が続くと思うんですけれどもいかがでしょうか。 ○下津佐善治議長 吉丸財政課長。 ◎吉丸政志財政課長 お答えいたします。国の財政計画によりますと今後も地方に配分する国の交付税の財源確保が非常に厳しいと。そういう方針に国がなっております。従いまして地方に配分すべき交付税制度の中で当然配分額が不足を生じますので、その不足分については以前は交付税会計が借入れをして地方に交付税として交付をしておったものを不足分について地方で地方債を発行して肩代わりをしていくと。その肩代わりをした後年度負担分につきましては、翌年度以降元利償還について算入をしていくと。こういう方針が今地方財政計画の中で叫ばれているということ。こういうことを考えていきますと、今後その不足分については地方債、公債費が膨らんでいくというふうに考えております。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 そうしますとですね、総合計画に基づく実施計画書のこの三年ごとローリングですね、いわゆる各課ごとの具体的事業計画は今回六月補正予算示されておりますけれどもどうなったのかですね。どうなったのかといいますと、私達に示されたのがですねこれは昨年いただきましたかね、第四次小林市総合計画実施計画書ですね。この中に八ページからずっと各課ごとの具体的事業計画というのがございますよね。そして一番右側はABCランクが付けてございます。Aが緊急度が一番高いと、そして一番左側の方には十四年、十五年、十六年と向こう三年間の部分が書いてございますが、この十五年度のところを私もずっとひととおりは見たんですけれども、六月補正のですね投資的な経費も含めて考えますと例えば削られた部分ですね、やむなく削った部分というのはどういう点なのか。それをお教えいただければと思います。 ○下津佐善治議長 黒木企画調整課長。 ◎黒木英夫企画調整課長 総合計画に基づきまして三年ローリングで毎年実施計画を作ってまいります。そして本年度も今十五年から十七年の実施計画を策定中ですけれども、今御質問のこの各課の事業これの事業につきましては、この計画書としてはここにランク付けでずっと載っておりますけれども、その時その時の財政編成方針あるいはまたその今回の場合には補正でということになるわけですけれども、その時の財政状況等を見ながらどの事業をどういうふうに進めていくかということになろうかと思います。今回はちょっとお話聞いてみますと新しく新規事業というのは中々入ってないというようなことのようでございます。       (「だから具体的にこれで頂いたやつでどこがどのように削られているんですかと。それを具体的に言っていただかないと。」と呼ぶ者あり。) ○下津佐善治議長 黒木企画調整課長。 ◎黒木英夫企画調整課長 それは各課がそれぞれこの計画の中で拾いあげて予算要求したり予算が付いたりしますので、ちょっと事業計画を見ないと私の方でもちょっと分かりかねます。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 じゃですね来てるのかな。都市計画来てないじゃない。質問できない。いいですか私はですねじゃそんなふうに企画調整課長がおっしゃるんであればですね、私はここで色々出てます。特に大きいのは都市計画とか建設課とか載っているんですよね。これはほかならぬローリング計画としてですねお出しになっているわけですからABCランクが付いてですね。そうでしょう。でこれは総合計画をですね作る時も色々ありましたよね議論しましたよね、絵にかいた餅に終わってはいかんと。そういう議論がたくさんあってそして一応この総合計画が出来上がりましたよね。じゃこれを本当に具体的に肉付けしていくためには三年ごとのローリング計画を作るんですということでお出しになったわけです。絵にかいた餅にしないと。だけど色々その時々財政事情がありますので見直しはありますよと、そういうお話はそのとおりだと思います。今回我々に昨年出されたわけですから、じゃこれらがどうなっているんだろうと。でこれからの私は財政事情も是非やっぱりシミュレーションが出てきてませんからね、どうなっているんだろうと是非聞きたいんもんですから。じゃその都市計画、建設、学校教育課ですね、も色々大きなのがありましたよね。年次的計画があります。後は議長が配慮してください。 ○下津佐善治議長 暫時休憩します。                         午後三時四八分 休憩                         午後四時〇八分 開議 ○下津佐善治議長 休憩前に引き続き会議を開きます。黒木企画調整課長。 ◎黒木英夫企画調整課長 大変申し訳ございません。今御質問があったわけですけれども、企画調整課では毎年総合計画に基づいて三年のローリング方式で実施計画を作っていきます。今回も先程お話しましたが、十五年度から十七年度の実施計画を作るということで今各課に全部その事業内容等を出すようにということで指示しておりますけれども、これがまだ四月出しましたけれどもまだ私のところで出来上がっておりません。もう間もなくすれば出来上がるんですけれども、まだできておりません。従いまして各課は今回のこの予算要求して予算化された部分についてはその実施計画の調整をかけて全部予算の中に盛り込んでおります。従いまして予算に入ってないもの等も今回の実施計画の中に入ってくるわけですけれども、その年その年の予算の状況そしてまた補助金等の流れ等もございます、そういうことを見ながら事業予算を付けていくということになります。そして今回はそういうことで補正を組まれておりますけれども、九月にもまた事業計画等が出てまいりますと予算等を見ながらその事業計画の中で取り組まれいくということで、次の年はまた積み残されたものがローリング方式で延びていくということになっています。そういうことで御理解をいただきたいと思います。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 はい、そのようにローリング計画は私は前からの説明でですね理解ちゃんとしてるつもりです。企画調整課としてのそういうお考えで今後まとめていかれるんでしょうけれども、それじゃ具体的に私はお聞きしますが、建設課それから都市計画課ですね、まあほかもずっと聞いてよろしいんでしょうけれども特に一番大きいですからね。あと学校教育課もちょっと色々ありましたかね、総務課もありましたよね、同報の三億円とか色々計画がありましたよね。そういうこれで示された部分でですね今少なくとも四課でも結構です。こういうAの緊急度合いを付けながら十五年度で計画しおったんだけれども、中々この今日の財政事情で厳しいんで要するに削られましたとそういうところはどういうところですかと。それをお教えください。 ○下津佐善治議長 阿多建設課長。 ◎阿多寛建設課長 いきなりでですねちょっとまとめがつかないんですけれども、例えば私のところで一番交付金と言いますか売子木・石氷線があるわけですが、これは当初五千万円で要求しておりました。と言いますか計画をしておったわけですが、実際に国の方からの交付金となりますと二千五百万円しかないというようなことでですね今回また修正していったというようなことであります。それからその次に交付税事業が三本ほどありますが、これが二億三千六百五十万円ということで組んでおったわけですが、これも若干削られましたので二億円に今回修正と。それから臨時河川等これは要求どおり五千百万円がですね四千四百万円に減というようなことでこのほかにも交安とかありますが、単独整備事業につきましては三億七千百万円これは丸々ということでありまして、先程おっしゃったようにAがいくら削ってあるか、Bがいくら削ってあるかというのはちょっと今ここで手持ちの資料がないので言えませんけれども、トータルとして各事業費はそういうことになっております。このほかに維持事業とかバリアフリー関係がありますが、これは非常に小さな工事の積み合わせであるということでですね、ここには計上してないところです。以上です。 ○下津佐善治議長 宇都総務課長。 ◎宇都幸人総務課長 総務課におきましても同報系地域防災無線整備事業費というようなことで三億円と多額の額でございますけれども、これも小林市におきましては霧島連山もございますし、その大王地区の関係もございます。そういうことで災害に対しては非常に災害に強いまちづくりというようなことを考えおるわけですけれども、中々その事業にのせるというようなことで多額の金額ということとそういう通報を市のこの市民に示していくというようなことは非常に防災上は非常に大事なことであるわけでございますので総務課としてはこういうものをあげさしていただいたと。しかしながら先程企画課長からも言われたとおり、そういう予算の関係もございますので、今回十五年度についてはAでありながら予算化はされてないというようなことでございます。以上です。 ○下津佐善治議長 稙田学校教育課長。 ◎稙田章二学校教育課長 学校教育課におきましては、十四年から十六年の総合計画の実施計画書の中でAランクのものが五つ、Bランクが一つということで計六個計上されていると思います。その中で今回予算をいただいておりますのが松元議員がお持ちのページ二十ページの中のちょうど上から一、二、三、教育委員会四番目の小学校校舎改築事業耐力度調査この部分の予算が付いているところでございます。その他のものにつきましては小学校中学校それぞれ校舎の耐震調査ということで予算を上げておりますが、小学校の方が改築の方が優先されたということで次年度に後回しになっております。 それから実施設計と建設費等につきましては耐力度が済みましてから、さらに十六年、十七、十八ということでローリングしていきます。それからBになっております空調整備等につきましては、文部科学省と国の財政の方との折り合いがつきませんで、国の文部科学省の方がこの事業につきましては取り下げしているような形になっておりますので、今後見直していく場合にはこの事業は当分はカットされるというような考え方で十五年度もまた見直していきたいというふうに思っております。
    下津佐善治議長 永住都市計画課長。 ◎永住勝朗都市計画課長 大変失礼しました。都市計画課でございますけれども、全般的に予算としては付いているわけでございますけれども、この中で区画整理事業が約半分と六億円に対しまして三億三千万円というような予算になっております。あと総合運動公園が一億円、それしまして区画整理が三億三千万円、街路事業が二億二千万円これも少しこれから減っているようでございます。それと公共下水が単独、補助合わせまして六億円というような予算になっております。以上でございます。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 本来は議案質疑でもやるべきところなんでしょうけれども、また議案質疑でも譲っていきたいと思いますがいずれにしてもですね、私がやっぱり確認したかったのはですね、一つは先程から言ってます財政シミュレーションが出てません、それとですねこの事業がどんなふうに推移していくんだろうと。とりわけ冒頭申し上げましたように我々も改選してこれから四年色々市民の要望等含めて議論していかなくてはいけません。もちろん市長も執行権者としてですね色々あれもやりたいこれもやりたいいっぱいあるんでしょうけれども、中々そうはいかないよという部分がございますね。そういうことを色々考えるにつけですね、我々も一方では議決に加わっていく責任があります。従ってそれを四年間きちんと見ていくためのですねメルクマールというものがやっぱり私指標というものをですね我々は持っとかないといけないんではないかなあと私はそういう感じがするものですから今回やっぱり初めてですから色々聞いときたかったわけです。で是非要望しておきたいと思うんですが、財政課におかれてはですねその財政シミュレーションですね、それと今企画調整課は今わずか四課ありましたけれども、その見直しの関係をですねきちんと最低九月議会までには提出をしていただきたいとそのように要望をしておきたいと思います。でそこでですね、私はいずれにしても今後四年間大変厳しい状況がやっぱり続くと、国のこの地方交付税の削減ですね等含めてその部分勢い市債で賄っていかなくてはいけないと。そしてお聞きしておりますと十八年、十九年は退職等も含めてかなり厳しくなってきますよと。私はそういうことを考えますとふとですね、ちょうど二十年前に議員になった時に昭和年号でいきますが五十九年ですね、に財政再建を余儀なくされました。自治省直轄の管理が来てやるのか、あるいは色々再建案を出して自主再建の道を行くのかというかなり厳しい財政運営を強いられました。それ以降当時自治省が十年間ですね何と言いますかね自治省の見えない縄で縛られてと言いますかそういう状況が続いたのをですねいやというほど感じてますが、そういうことを感ずるにつけですね、今後の財政運営は非常に私は重要なポイントを占めているんではないかなあと。それを一方またきちんと市民の皆さんにもですね市長がよくおっしゃるアカウンタビリティー、やっぱり理解してもらうということが重要ではないかなとそういうことを感じるわけでございます。従ってですね今の財政問題をとおして是非提案と言いますか提言と申しますか市長に申し上げたいんですがコメントがあれば是非いただきたいと思うんですけれども、今全国各地の自治体でですね政策形成過程におけるこの透明性あるいは及び公平性の向上を図るために市民参加型のこのパブリックコメントですね、制度の導入が進んでいるようでございます。当市も導入すべきと考えますがいかがでしょうかと。そして一方内なる改革としてはですね行政評価システムもこれもかなりですね議論されたきたんですけれども、内なる改革として行政評価システムの導入も必要と考えるわけですがいかがでしょうか。この二つについて市長のお考えをお聞かせください。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 まず、後でおっしゃいました行政評価システム、これは今年度から取り組んでみたいということで今計画をしておるところであります。そのほか市民参加型の意見を聴集するそういうものについてもですね検討さしていただきたいというふうに思います。財政的に確かに議員おっしゃるように昭和六十年は私も議員をしておりましたので承知いたしておりますが、公債費比率が二十二・三パーセントそれで経常収支比率が九十三・五パーセントでありました。公債費の残高が百十九億円ですかぐらいだっと思うんです。その時のですね予算規模を今思い出さないんですけれども、とにかく大変な借金財政でありました。これを財政再建をするというんで自主再建に踏み、そういうふうに考えてみんなで職員組合も一緒になって再建に取り組んだ経緯を承知をしております。従って議員歳費についても六年間凍結をいたしましたし、色々なことを非常に苦しい思いをして再建をしてまいったんですが、現在ですね地方交付税を毎年先程申し上げましたけれども二億円なり三億円なり減額をされてくるんですが、それに引き換えてその市債をですね増すことによって色んな市民の要求にこたえて予算を組んでおるわけです。百六十三億二千万円ばかりの予算を今度計上しておりますが全部で、補正まで入れましてそのぐらいなんですけれども、今の地方債の残高はですね百六十二億円なんですよ。百六十二億円で百六十三億円の予算の中でそれだけの借金といえば借金を抱えておるんですが、それじゃそれが経常収支比率、公債費比率にどのくらい跳ね返っているかと言いますと、公債費比率で十一・六パーセント、それで経常収支比率で八十三・六パーセントでありますので、約昭和六十年度ぐらいに比べますとですね十パーセント以上財政は私は好転しているんではないかというふうにこの数値上はですねそう思っておるんです。従ってこれからも松元議員御指摘のように健全財政を保ちながら住民の要望にこたえていくということについても極力私どもも注意をしながらやってまいりたいというふうに思っておるところでございます。先程の評価システムにしましても住民参加にしましても御意見を承って検討さしていただきたいというふうに思います。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 今市長がおっしゃるとおりだと思うんですね。ちょっと頂いた資料で見ますと、昭和六十年度で書いてございますのでほぼちょうど財政再建の時ですね経常収支比率九十三・五パーセントおっしゃるとおり。公債費比率二十二これはもう赤もいいところですね。常時赤がつき赤いランプがつきっぱなしという状況。十三年度での決算ベースで見ますと経常収支比率八十三・六ですか、で公債費比率十一・六と。だけどこれからの今十三年度からこの地方財政計画でですね厳しくなりましたよね。これをずっとやっぱりこの四年とか五年後を考えますと経常収支比率八十三どころじゃ済まないんじゃないかなと九十にいっちゃうんではないかなと私はそういう懸念やら持つわけですよ。だからここのところはしっかりですね二十年前ですか、やっぱりですね念頭に置きながら今でやっぱり一年一年ですねきちんと事業計画を立ててやっていかないと大変なことになるかなと。そういう私なりの懸念を持ったもんですからるる申し上げました。是非今後の先程お願いしました資料等がですね九月議会で議論できるようにお願いしたいと思います。 次にですね、住民基本台帳ネットワークの関係についてお尋ねしますが、ちょっと三点ほどお伺いします。住民基本台帳カードが八月からスタートをすると思うんですけれども準備が進んでいると思うんですが四情報プラス二で進むのかと疑問がやっぱり依然としてですねあります。市民にはまだまだ説明が足りないのではないのかなあという私は気がしているんですね。それとまた国と四情報プラス二以外の情報ですね国とそういう情報を付加しないとの保証はあるのかどうかですね、お聞かせいただきたいと思います。 ○下津佐善治議長 大出水市民課長。 ◎大出水和孝市民課長 お答えいたします。ただいまの質問の中で今回八月二十五日から第二稼動の住基ネットが始まるわけですけれども、ただいま申されましたとおりこのカードに入力するものは四情報プラス二だけでございます。又、この周知方法につきましても第一稼動につきましてはお知らせをしたところですが、第二稼動につきましても第一稼動の時に住民に対して言葉等が非常に分かりにくいという御指摘もありましたので、もう少し簡潔に分かりやすい表現で今月中にこのカードにつきましての検討委員会の結果も出ますので、その検討委員会の報告を待った上で分かりやすい表現でお知らせの時に一ページ割いてあるいは別刷りで分かりやすい方法で周知徹底を図っていきたいと思っております。以上でございます。四情報プラス二以外の情報につきましては、いわゆるカードの空き領域と言いますけれどもこれにつきましては市独自のものを入れるものでございます。このカードそのものにつきましては、いわゆる御心配なのは情報が漏れるんじゃないかということが一番御心配でありますし、また御指摘のことだろうと思いますけれども御存じのとおりインターネットにつきましては誰でも接続できると思いますけれども色んなことにつきましても接続できますけれども、この住基ネットに関しては独立したものでございまして全国自治体の閉ざされたネットワークでありますのでインターネットからはアクセスできないということになっております。又、非常にこれについても専用回路でですね構築してありますので、と同時にこれを取り扱う職員あるいはそういう関係者等につきましても個人的にもパスワードを一人一人決めましてそのパスワードを入れなければその入力は見れないというようなこと等も行いますと同時に、この万が一この職員等の不正とかそういうものがあった場合は非常に重い処罰も国の方でなされておりますので百パーセント安全ですよということは機械があります関係上言えないと思いますけれども、百パーセントに近い形で秘密の漏えいを守っていくのがまた自治体としての責務じゃなかろうかと思っております。以上でございます。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 全国どこでも住民票が取れるというのがこのカードのメリットのようですけれども、どの程度の需要があるとみていらっしゃいますか。 ○下津佐善治議長 大出水市民課長。 ◎大出水和孝市民課長 お答えいたします。非常に難しい問題ですけれども、今の松元議員さんから言われましたこのメリットでございますけれどもこのメリットにつきましては八月二十五日からカードが欲しい方に希望者に対しましてカードを交付するわけでございますが、これにつきましては写真付のカードを五百円で交付したいと思っております。この金額につきましては宮崎県内どの市町村も五百円ということでございますが、隣のえびの市と都城市だけが今回の六月議会で決定をされるものと思っておりますが、このカードにつきましてもメリットといたしましては今言われましたどこの町村でも交付を受けられますよと。あるいは転入転出する時に市町村の転出したところの窓口に一箇所行けばいいですよとか、あるいはこのカードが身分証明書代わりになると。今までの免許証とかあるいはパスポート等が非常に個人の証明書として活用されてますがそういうものにも利用できますよというところでございますけれども、正直申しまして小林市におきましては五百枚を計画しておりますけれどもそれに近い数字がいくんじゃないかと思っております。以上でございます。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 今後ですね委員会ではどのような方向で検討を進められていくのか、これもちょっとお聞かせください。 ○下津佐善治議長 大出水市民課長。 ◎大出水和孝市民課長 お答えいたします。昨年の十二月からこの小林市におきましても全庁的にこのカードをICカードを使えて市民サービスにこたえようということでIC検討委員会というのを重ねておりまして、あと総務部会の最後の部会が今月十日、十日ごろだったと思いますがそれが最終の専門部会の検討委員会でございます。それを今月中にまとめまして八月の第二稼動に向けてやりたいと思っておりますけれども、この中身につきましてはそれぞれの専門部会の検討を今お願いしているところでございまして、サブについては今ここに手元に資料がございませんけれども、あるいは教育関係で言いますと市民プールの使用とか、あるいは図書館の利用とか、あるいは文化会館の入場に対しての証明とか、あるいは市民体育館の利用とかそういうものを各部会で検討されているようでございます。以上です。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 それでは最後にですね本日市民病院院長にもおいでをいただいておりますが、市民病院の経営と産婦人科休止についてですね何点かお尋ねをしたいと思います。市長及び病院長はですね議会がまとめました市民病院建設調査委員会ですね特別委員会を作りまして昨年の三月に中間報告、今年の三月に最終報告をですねまとめています。この報告をどう受け止めていらっしゃいますか。それぞれお聞かせをください。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 市議会の中の特別委員会でまとめていただきましたものの中心と言いますかやはり市民の立場あるいは二市二町一村のこのテリトリーの中で考えるにはやはり広域的なものが望ましいのではないかというような端的に言えばですよ結論であったというふうに思います。私もできればですね西諸に一つという中核病院の性格を持った病院でいきたいというふうには実際はそういうふうに望ましいと思っております。しかしそこに至るには市町村の合併の問題もありますし、もし合併が不調に終わった場合にはそれぞれの市、町で計画をお立てになっておられますので、私どもの計画と同調していただくということは非常に難しいんではないかと私は思ってます。従って単独で出発をせざるを得ないんじゃないかということを今考えておるところであります。 ○下津佐善治議長 野本市民病院院長。 ◎野本浩一市民病院院長 お答えいたします。議会の委員会での結論というか広域化ということでありますが、昔からというか以前から私が小林市に赴任した当時から医師会等の話でもやはり郡内の三つの公立病院をまとめて大きな総合病院と言いますか基幹病院を造ってほしいとの要望が多々というかいつもございました。そういう中で私達も現在の医療レベルというか西諸の医療状況から申しますとやはり議会も出されたような広域化というのが一番望ましいと考えておりましたが、ただ今市長がおっしゃいましたように他の市、町におかれましてはやはり総論はよろしいんですけれども、やはり各論になりますとどうしても自分ところの病院が消えたらと、住民感情を考えますとやはりそういうまとめるという方向では中々動くことができないということでしたので。それからもう一つ現在というか西諸の中でどうしてもというか今医療状況というか疾病状況に合わない面がございます。それは循環器医療なんですが、循環器の方で一面の議論によりますとは一時間も走ればちゃんと行けるからいいじゃないかというような議論もございますけれども、ただやはりそこには多々経済的なというか家族が一緒に介護に行かなきゃいけなかったりするということで早くほしいというのが日々携わる者としては循環器面に関しては早くその施設なり医療状況をちゃんと改善したいというのが本音でございます。単独というのを市長おっしゃいましたが、やはりそういったことも考えないと今のというか後これが後例えば何年三年後なのか五年後なのかという色んな議論が出てまいりますけれどもやはりできるだけ早くほしいというのが私どもの本音でございます。以上です。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 今ですねこの十三年度ですかね、の数値でいきますと入院患者の約四十四パーセントですね外来患者の約三十八パーセントが小林市以外のこの市町村に在住する患者さんなんですね。これは御承知のとおりだと思います。こういう観点から見てもですね西諸の中核病院であることは論を待たないと思います。ここはだれもが認めるところなんですけれども、一方ですねまた西諸医師会の要望やですね我々この議会特別委員会の報告ですね今コメントいただいたとおりですが、さらに市長も再三答弁されて来たわけですけれども、この高度医療の重要性あるいは必要性ですね、からしてこの市町村合併の有無を問わずですね有無を問わずやっぱり広域的あるいは一部事務組合的なですね運営を図られるようこの市長の市長のですねこれまた強力なリーダーシップというのをですね私は求められているんではないかなあと思うんですよね。どうお感じになっているか分かりませんがお聞かせいただきたいんですけれども、どうだこうだ言ってみたったですねやっぱり西諸というこの五市町村を見たときに今日まで市立市民病院が果たしてきた役割というのはですね決して小さいものではないと私は思ってるんですね。中身は赤字を抱えていると大変な悩みを抱えているわけですけれども果たしてきた役割というのは非常に大きいと。従って三月議会でもこの産婦人科休止を巡ってはですねすごい議論を私やほとんどの議員がですね質問されました。これだけやっぱりただ単に小林の市立市民病院でありながらそれではないんだというですね性格を持ってる。私はこれは正にある意味では三十年とか、五十年とかそういう大きな大計に立ってみてもですねやっぱり市長がきちんとそういう他市町村とですねじか談判も含めてですね私は議論をしてほしいと。一方病院長は直接の経営責任者としてですねどうやっていくのかと。じゃ循環器系を新たに脳神経外科を要望が多いと、多いんだけれども確かにその我々もしてほしいと思います。だがそういうことをすることにであるいはまた産婦人科を復活すると言っているんだけれども、新しくしてですね本当に経営が好転するのかなあということだってやっぱり不安を持つわけですよね率直に申し上げますけれども。そういうところを色々考えていくと私はどうしてもですねこれはなにがなんでも西諸広域あるいは一部事務組合そういうのをですね捨てたらいけないと私は思うんですね。いかがでしょうか。 ○下津佐善治議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 まったく松元議員のおっしゃるとおりだと思うわけです。私も三つ公立病院をこの郡内に造る、無駄と言ったら失礼かもしれませんがそういうような気がいたします。従って西諸で中核病院としての性格を持つ二次救急がもう少し充実できた病院、そして院長も来ておりますので僕は医学的なことはあまり分かりませんけれども、ただ循環器系のどうしても診療科目は必要だということは開業医の先生方からもですね私強く言われておりますし、脳外科につきましても脳神経外科につきましても今開業医で一人はおられますけれども、やはりタイアップしてやった方がいいという意見もありますので、そういうものもできれば組み込みたいというふうに思っているんですが。百三十四床プラス四床の百三十八床の公立病院としてはですねその診療科目等全部持ちますと効率が大変悪いと言いますか心配です確かに。ベッド数があと六十ぐらいほしいなあと百九十九床ぐらいの病院になればもっと経営的にも楽になるのかなあと私も思います。ただ今最近はですね入院の日数を短くする、回転を早くするという方法にどこの公立病院もあるいは総合病院も変わって来ておりますので、ベッドの数ばっかしでも言っておれないなあという気もしますけれども、しかし診療科目をもう少し増やすとすればベッドがもう少しほしいと思うわけであります。ただ西諸にはベッド規制がかかっておりましてこれ以上増やすことはできないんです。ですからよその病院がおやめになった時に空いた病院をいただくというぐらいしかですね今のところ増床はちょっと無理なような気がするわけです。従って産婦人科の問題もありますので単独で出発をしておいてほかの公立病院のないそういう町村についてでですね協力を求める、あるいは一緒にしませんかという一部事務組合みたいなものを立ち上げることができればその辺りから手をつけてまいりたいというふうに今思っておるところであります。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 従って病院長にはですねこの病院改革基本計画ですねこれいつごろお作りなりますか。例えば市長は二〇〇六年度に改築をとおっしゃっているわけですよね。後三年ですね。じゃそのこれまでの色んな要素も含めて経営分析しながらですねシミュレーションも出てますけれども、シミュレーションといいますかコンサルの結果も成果品ありますけれども、何が問題なのか、そういうのをきちんとですね分析した上でこういう経営をやっていくんだということをきちんとですね私達議会にはお示ししていただきたいと思うんですよ。それが病院長しての責任じゃありませんか。そうですよね。色々ですねことに今回改選ということで我々もあちこち市内全域回りましたけれども、手帳ですね書いてるのは病院問題が多いんですよ色々、正直言いまして。細かいのは申し上げませんが医師と患者さんとの関係ですね、看護師と患者さんとの関係、あるいは医師と看護師との関係ですとか色々私は聞きました。細かいことは申し上げません。庁舎の応対の問題もありましたけれどもそういう問題も色々ありました。一事が万事でですねやっぱりそういうソフトな面もきちんとですね考えていただかないと、やっぱり一事が万事でまああれは役所のやることよみたいな感じになっちゃったらですねこれから何とかしてこの再建、病院の経営をしていこうというのが私は駄目になっちゃうと思うんですね。従いましてそういうソフトな面も含めてですねどうすれば病院経営がうまくいくのか。しっかり我々議会にはお示しをしていただきたいと思います。でそういうところで三月議会にお約束をされたジェネリックの問題ですね、等を含めて病院長の決意をお聞かせをください。 ○下津佐善治議長 野本市民病院院長。 ◎野本浩一市民病院院長 お答えいたします。院内の融和というかそれから接遇対策については日々話合い、それから院内に患者さんに対する接遇を改善をする自由なグループ等できてますけれども、それを横からサポートするような格好、それから私自らも参加する、それから事務長さんも参加するといったようなふうにして段々院内の機運は盛り上がっております。そしてやはり昨年の十二月からそれから今度今回と言うか三月の議会を通じて様々なその市民病院に対する期待とかですね、それからやはり今議員のおっしゃった医者対看護師、それから看護師対患者さん、それから医者対患者様、そういった面はすべて出てきております。そういった話一つ一つをお聞きしながらというかそれからまた意見を御意見箱に入った意見をちょうだいいたしながら話し合って、そして段々そのやはり職員にしましたらやはりこの病院ということが、また自分達の勤める病院がやっぱりなくなるんじゃないかという危ぐを一部持っている人と非常に危険と言いますかなくなるんじゃないかと不安を感じた職員も多々ございます。ただそういった人達からしだいにちゃんと病院をしっかりしなきゃ私達がしっかりしなきゃと以前と違った機運が盛り上がって来ておりますので、そういうところに期待いたしたいと思います。 それから三月議会でお約束いたしましたジェネリック製品の採用については一応というか今回十品目ほど選び今購入というか購入手続きに入っているところでございます。というのは今まである製品にすべて置き換えないと、一流というか先発品と後発品と同じように棚に置いてたらやはり医者が使ってくれない処方してくれないので実質的な効果は全く上がらないということで、そこで結局使うのは院長だけだったというような話も聞きましたので、薬局それから薬剤師ですね、それから各科の医長それに各科で不安のないそしてちゃんと効能・効果というかその効果のあるお薬をちゃんと選び出してほしいと。各科一科当たり三ないし五品目でお願いしましたところ合計十品目になりました。でそれに置き換えて今の先発品がなくなりましたら順次後発品にその分だけ置き換えていってそれを使っていこうと思います。以上です。 ○下津佐善治議長 お諮りします。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長したいと思います。 これに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○下津佐善治議長 御異議なしと認めます。よって、本日の会議時間は延長することに決しました。 ○下津佐善治議長 松元朝則議員。 ◆松元朝則議員 今病院長いみじくもおっしゃったんですが、使っているのは後発品を使っているのは院長だけだったと。そんなことになったら大変なことだと。要はですね今この病院再建と言っても私いいと思うんですね、どうしていくんだと。医師、看護師、あと薬局の職員とか全部あと委託も含めてですねやっぱり全員が主体的にこの改革にあたっていくんだという私は気構えが求められていると思います。この成果品にも冒頭書いてますね意識改革というのが書いてございます。そこがまず私は出発点だろうと思います。それを引っ張っていくのはやっぱり病院長あなた自身です。あたな自身が本当に目が変わるかどうか。ここが私は重要だと思っております。そうなると周りは変わっていくと思います。是非そういうところをですね御期待をしたいと思います。 それからですね、これまでこの西諸市町村長会だとかですね、それから病院改築に伴うこの西諸市町村担当課長会というのがありましたよね、そういうところでのこの協議が重ねられて来まして県に対する色々この補助してくれませんかとか助成してくれませんかとか色々伝えて来ました。うよ曲折を経ながらもこの当局のこれはもう努力でですね県に単独補助受けるための要請書をやっぱり出されましたよね。十三年ですかね出してますよね。色々各五市町村、とりわけえびの、高原の思惑もありつつもそこまでの合意はされたわけですよね。せっかくですねこの積み上げた努力というのをですね私は無にしてはいけないと思うんですね。さらに一歩前進できないのかということで先程市長にお聞きをしたわけです。一番理想的にはもう広域消防一部事務組合と同じような格好にできればですね一番いいなあと思うんですが、これは中々私も至難の業かなあと思いつつもしかし、えびの、高原は高度医療についてはですねこれはもう小林市がおっしゃってるとおりですとこういう私も直接話を聞いてます。そういうことを考えつつですね是非とも単独では私はやっぱり私の考えから申し上げますと百年の大計とはちょっと大きいですが、二十年、五十年先を見てもですね単独は私はますます厳しくなるということではないかなあと思いますので、是非ともあと市長、病院長を含めてですね病院がこのあとほかの他市町村にもっともっと今後積極的に働き掛けていくという要望を申し上げまして終わりたいと思います。 ○下津佐善治議長 お諮りします。 本日の会議は、この程度にとどめ延会したいと思います。 これに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○下津佐善治議長 御異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決しました。 本日はこれにて延会いたします。                         午後四時五五分 延会...